[成分]サリドマイド
[代表]サレド
[分類]免疫調節薬

多発性骨髄腫や、らい性結節性紅斑を治療するお薬です。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆サリドマイドを有効成分とする免疫調節薬(血管新生阻害薬)
◆多発性骨髄腫に対する高い有効性が再評価され、その治療薬として新たに承認
◆らい性結節性紅斑に対する効能が2012年に追加承認
◆多発性骨髄腫の類縁疾患クロウ・深瀬(POEMS)症候群の効能が2021年に追加承認
◆免疫調節作用やTNF-α産生抑制作用、血管新生阻害作用などをあわせもつ
◆腫瘍組織の血管新生を阻害し、腫瘍細胞の増殖を抑制
◆催奇形性の副作用を防止するため、厳格な安全管理手順(TERMS)が求められる
2【注意】裂
●注意事項や副作用について十分説明を受け、同意のうえで使用
●強い催奇形性作用があるため妊娠中は絶対禁止
●男女とも医師から指示された避妊法を徹底(性交渉をしないのが確実)
●妊娠する可能性のある女性は、服用前後の決められた期間、確実な方法で避妊(コンドーム着用等)、また定期的に妊娠検査をおこなう
●男性は必ずコンドームを使用(精液を介して相手女性に薬が移行しないよう)
●血栓症の副作用にも注意(とくにステロイド薬と併用時)
●眠気やめまいを起こすので、車の運転など危険作業は避ける
●服用状況を記録し、次回の通院時に報告
●厳重に薬を管理すること(家族など別の人が誤って服用しないよう保管場所等に注意)
3【効能】
●再発又は難治性の多発性骨髄腫
●らい性結節性紅斑
●クロウ・深瀬(POEMS)症候群
4【副作用】獵
●眠気、不安、頭痛、ふらつき
●しびれ、ふるえ、手足の冷え、神経痛、関節痛
●便秘、口内乾燥、吐き気、胸やけ、腹痛、食欲不振
●不整脈(めまい、失神)
●味覚異常、けん怠感、疲労、むくみ、体重減少
●発疹、かゆみ
●血栓・塞栓症(手足の痛み・むくみ・しびれ、爪が紫、突然の息切れ、胸の痛み、視野異常、片側麻痺)
●骨髄抑制・貧血(発熱、のどの痛み、だるい、皮下出血、歯肉出血、息切れ、動悸、顔色が悪い)
●肝障害(だるい、食欲不振、吐き気、発熱、皮膚や白目が黄色、尿が褐色)
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