[成分]イマチニブ
[代表]グリベック
[分類]抗がん薬

白血病や消化管間質腫瘍を治療するお薬です。おもに慢性骨髄性白血病に用いられています。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆チロシンキナーゼ阻害薬(分子標的薬)
◆がん細胞の増殖をまねくBCR-ABLチロシンキナーゼやKITチロシンキナーゼを阻害
◆慢性骨髄性白血病に対する効果が高く、標準治療薬として確立、5年生存率は90%以上に達する
◆慢性骨髄性白血病に対する実績ある標準薬
◆消化管間質腫瘍にもっとも有効な抗がん薬の一つ、術後補助療法としても有用
2【注意】裂
●注意事項や副作用について十分説明を受ける
●持病や使用中の薬を医師に報告
●妊娠中の人は医師に報告(禁止)
●決められた用法用量を厳守
●食直後に多めの水で服用(胃の負担を軽減)
●定期的に検査を受け、効果と副作用をチェック
●血液障害(感染症・出血)、体液貯留(胸水)、肝障害等に要注意
●めまいや眠気、かすみ目が現れるので、車の運転など危険作業に注意
3【効能】
●慢性骨髄性白血病
●KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍
●フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病
●FIP1L1-PDGFRα陽性の下記疾患/好酸球増多症候群、慢性好酸球性白血病
4【副作用】獵
●食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛
●むくみ(手足、顔、目の周り)、体重増加
●筋肉のつっぱり・けいれん、筋肉痛、関節痛
●発疹、かゆみ
●頭痛、不眠、眠気
●血液の異常(発熱、のどの痛み、だるい、皮下出血)
●体液貯留(息苦しい、咳、急な体重増加、むくみ)
●間質性肺炎(咳、息切れ、発熱)
●肝臓の異常(だるい、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる)
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