ｶﾍﾟｼﾀﾋﾞﾝ:ｾﾞﾛｰﾀﾞ

[成分]ｶﾍﾟｼﾀﾋﾞﾝ
[代表]ｾﾞﾛｰﾀﾞ
[分類]抗がん薬

がんを抑えるお薬です｡乳がん､大腸がん､胃がんの治療に用います｡

1【特徴】 ↑
◆代謝拮抗薬(ﾌｯ化ﾋﾟﾘﾐｼﾞﾝ系)
◆腫瘍組織でﾌﾙｵﾛｳﾗｼﾙ(5FU)に変換されるﾌﾟﾛﾄﾞﾗｯｸﾞ
◆腫瘍選択性が高く､強い抗腫瘍作用を発揮(選択的にがん細胞内のﾌﾙｵﾛｳﾗｼﾙ濃度を高めることができる)
◆乳がん､大腸がん(結腸･直腸がん)､胃がんに適用
◆進行･再発がんの治療のほか､術後補助化学療法としても用いる
◆消化器がんでは白金製剤(CDDP､Oxa)との併用(XELOX療法等)が一般的､さらに分子標的薬(ﾊｰｾﾌﾟﾁﾝ､ｱﾊﾞｽﾁﾝ)を追加併用することも

2【注意】裂 ↑
●注意事項や副作用について十分説明を受ける
●持病のある人は医師に報告
●服用中の薬を医師に報告
●妊娠中の人は医師に報告(禁止)
●決められた治療ｽｹｼﾞｭｰﾙに従い､用法用量を厳守
●用法用量は治療目的､体表面積によって決められる
●通常､1日2回朝夕食後服用を2週間もしくは3週間続け､その後1週間休薬､これを1ｺｰｽとして繰り返す
●飲み忘れた場合､その分は抜かし､次の通常の時間に1回分を服用(2回分を一度に飲まないこと)
●激しい下痢など体に異常を生じたら医師に連絡
●定期的に検査を受け､効果と副作用をﾁｪｯｸ
●妊娠可能な女性は適切に避妊
●ﾊﾟｰﾄﾅｰが妊娠する可能性のある男性も避妊

3【効能】 ↑
●手術不能又は再発乳癌
●結腸･直腸癌
●胃癌

4【副作用】獵 ↑
●手足症候群(手のひらや足裏のしびれ､痛み､発赤､ただれ､水ぶくれ)
●食欲不振､吐き気､嘔吐､下痢､腹痛
●めまい､頭痛
●口内炎､味覚異常
●発疹､かゆみ､色素沈着､脱毛
●血糖値上昇､肝機能値の異常
●血液の異常(発熱､のどの痛み､だるい､皮下出血)
●肝臓の異常(だるい､吐き気､皮膚や白目が黄色くなる)
●白質脳症(ふらつき､手足のしびれ､舌のもつれ､物忘れ)

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