[成分]チカグレロル
[代表]ブリリンタ
[分類]抗血小板薬

血液を固まりにくくするお薬です。狭心症や心筋梗塞に用います。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆シクロペンチルトリアゾロピリミジン群の抗血小板薬
◆ADP受容体拮抗薬(P2Y12受容体拮抗薬)
◆選択的、直接的かつ可逆的な拮抗作用
◆作用発現および消失が早いものと推察
◆血小板凝集をおさえ、血栓を抑制
◆急性冠症候群でステント留置するときに用いる
◆再発リスクが相当に高い陳旧性心筋梗塞にも適用
◆海外大規模試験でクロピドグレルを上回る有効性
◆日本人対象の試験では、有効性、安全性ともに劣る傾向
◆急性冠症候群では、他剤が副作用等で使用困難な場合に使用
◆陳旧性心筋梗塞では再発リスクが特に高い場合に使用
2【注意】裂
●呼吸器疾患など持病のある人は医師に報告
●使用中の薬を医師に報告
●急性冠症候群では、1回1錠(90mg)を1日2回服用(初回2錠)
●陳旧性心筋梗塞では、1回1錠(60mg)を1日2回服用
●アスピリンとの2剤抗血小板療法をおこなう
●服用期間は数カ月から数年、指示された期間続けること(アスピリンは生涯服用)
●出血したり、体に異常を感じたら医師に連絡
●他科・他院受診の際は、この薬を飲んでいることを報告
●手術や抜歯の予定があれば、事前に医師と相談(5日~2週間前から一時休薬)
●血が止まりにくくなるので、ケガをしないように注意
3【効能】
●経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)(ただし、アスピリンを含む抗血小板剤2剤併用療法が適切である場合で、かつ、アスピリンと併用する他の抗血小板剤の投与が困難な場合に限る)
●以下のリスク因子を1つ以上有する陳旧性心筋梗塞のうち、アテローム血栓症の発現リスクが特に高い場合/65歳以上、薬物療法を必要とする糖尿病、2回以上の心筋梗塞の既往、血管造影で確認された多枝病変を有する冠動脈疾患、又は末期でない慢性の腎機能障害
4【副作用】獵
●皮下出血・血腫(青あざ、血豆)、鼻血、歯ぐき出血、血尿、痔出血、その他の出血
●呼吸困難(息切れ、息苦しい、呼気が荒い)
●徐脈(脈が1分間50以下)
●高尿酸血症、痛風
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使い方


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