ﾌﾟﾗｽｸﾞﾚﾙ:ｴﾌｨｴﾝﾄ

[成分]ﾌﾟﾗｽｸﾞﾚﾙ
[代表]ｴﾌｨｴﾝﾄ
[分類]抗血小板薬

血液を固まりにくくするお薬です｡狭心症や心筋梗塞でｽﾃﾝﾄを留置するときに用います｡また､脳卒中(脳梗塞)の予防薬にもなります｡

1【特徴】 ↑
◆ﾁｴﾉﾋﾟﾘｼﾞﾝ系の抗血小板薬
◆ADP受容体拮抗薬(P2Y12受容体拮抗薬)
◆血小板の凝集をおさえ､血栓･塞栓を抑制
◆PCIでｽﾃﾝﾄを留置するときに用いる
◆ｱｽﾋﾟﾘﾝとの2剤抗血小板療法をおこなう
◆類薬のﾁｸﾛﾋﾟｼﾞﾝ(ﾊﾟﾅﾙｼﾞﾝ)にみられる重い副作用が少ない､またｸﾛﾋﾟﾄﾞｸﾞﾚﾙ(ﾌﾟﾗﾋﾞｯｸｽ)に比べ早期からの血栓予防効果が期待できる
◆海外での臨床試験ではｸﾛﾋﾟﾄﾞｸﾞﾚﾙを上回る有効性が示される
◆虚血性脳血管障害後においては､大血管ｱﾃﾛｰﾑ硬化(ｱﾃﾛｰﾑ血栓性脳梗塞)または小血管の閉塞(ﾗｸﾅ梗塞)を伴い､脳梗塞発症ﾘｽｸが高い場合に使用

2【注意】裂 ↑
●持病のある人は医師に報告
●使用中の薬を医師に報告
●通常､早期効果のため初回服用量を多めにする(20mg)
●その後､維持用量を1日1回食後に服用(3.75mg)
●服用期間は数ｶ月から数年､指示された期間続けること(ｱｽﾋﾟﾘﾝは生涯服用)
●定期に診察を受け､血液検査を受けること
●とくに飲み始めの2ｶ月間は副作用に注意
●出血したり､体に異常を感じたら医師に連絡
●他科･他院受診の際は､この薬を飲んでいることを報告
●手術や抜歯の予定があれば､事前に医師と相談(2週間前から休薬が必要なことも)
●血が止まりにくくなるので､ｹｶﾞをしないように注意

3【効能】 ↑
●経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患/急性冠症候群(不安定狭心症､非ST上昇心筋梗塞､ST上昇心筋梗塞)､安定狭心症､陳旧性心筋梗塞
●虚血性脳血管障害(大血管ｱﾃﾛｰﾑ硬化又は小血管の閉塞に伴う)後の再発抑制(脳梗塞発症ﾘｽｸが高い場合に限る)(錠2.5mg~3.75mg)

4【副作用】獵 ↑
●皮下出血･血腫(青あざ､血豆)､鼻血､歯ぐき出血､血尿､痔出血､その他の出血
●貧血､肝機能異常

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