[成分]エレンタール(製)
[分類]経腸栄養剤

食事がとれないときに用いる総合栄養剤です。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆消化を必要としない成分栄養剤
◆アミノ酸、糖質、ビタミン、ミネラルなど体に必要な栄養分が吸収されやすいかたちで配合される
◆窒素源(タンパク源)は消化を必要としないアミノ酸、脂質はごくわずか
◆経口と経管投与(経鼻、胃瘻、腸瘻)が可能
◆消化をほとんど必要としないので、胃腸が弱っているとき、胃腸の安静をはかりたいときに最適
◆手術後、大やけど、急性膵炎の回復期、あるいは炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)などにおける栄養補給に使用
2【注意】裂
●調製方法や使用方法、注意点などについて、よく説明を受けておく
●病気により用法用量が異なるので、医師の指示どおりに使用
●経管投与では、感染予防のため、汚染防止に留意し衛生的に実施
●低濃度、少量で開始し、徐々に増量するのが一般的
●決められた注入スピードを守ること(注入スピードが速すぎたり、製剤が冷えていると下痢を起こしやすい)
●水または微温湯で溶解、溶解後は12時間以内に使い切ること
●下痢が続くときは医師と相談
●各種の味付けフレーバーがあるので、飲みにくいときは医師か薬剤師と相談
3【効能】
本剤は、消化をほとんど必要としない成分で構成されたきわめて低残渣性・易吸収性の経腸的高カロリー栄養剤でエレメンタルダイエット又は成分栄養と呼ばれる。一般に、手術前・後の患者に対し、未消化態蛋白を含む経管栄養剤による栄養管理が困難な時用いることができるが、とくに下記の場合に使用する
●未消化態蛋白を含む経管栄養剤の適応困難時の術後栄養管理
●腸内の清浄化を要する疾患の栄養管理
●術直後の栄養管理
●消化管異常病態下の栄養管理(縫合不全、短腸症候群、各種消化管瘻等)
●消化管特殊疾患時の栄養管理(クローン氏病、潰瘍性大腸炎、消化不全症候群、膵疾患、蛋白漏出性腸症等)
●高カロリー輸液の適応が困難となった時の栄養管理(広範囲熱傷等)
4【副作用】獵
●下痢、お腹が張る、吐き気、吐く、腹痛
●血糖値の変動
●ダンピング症候群様の低血糖(けん怠感、ふるえ、さむけ、冷や汗、顔面蒼白)
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