[成分]ドロスピレノン・エチニルエストラジオール
[代表]ヤーズ
[分類]月経困難症治療薬

生理を軽くするお薬です。月経困難症や子宮内膜症に用います。また不妊治療にも応用されます。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆治療用低用量ピル(LEP配合薬)
◆ごく少量の卵胞ホルモン薬(EE)と黄体ホルモン薬が配合される
◆EEの含有量は国内最低の0.02mg、低用量化により副作用の軽減と休薬期間の短縮がはかれる
◆黄体ホルモンは国内初のドロスピレノン、男性ホルモン様作用がなく、また弱い利尿作用を持つ(ニキビやむくみに対する副効用)
◆脳下垂体に働きかけ、性腺刺激ホルモンの分泌を抑制
◆卵巣や子宮を休ませ、生理を軽くする(偽妊娠療法)
◆当面妊娠の予定のない人、希望しない人に向く治療法
◆ヤーズ配合錠は28日周期法、ヤーズフレックス配合錠は最大124日周期法
◆ヤーズフレックス配合錠は不妊治療(生殖補助医療)にも使用
2【注意】裂
●持病や服用中の薬を医師に報告
●妊娠中もしくはその可能性のある人は、医師に報告
●血栓症や発がんリスクをふくめ注意事項や副作用について十分説明を受ける
●治療対象により飲み方が違うので、決められた服薬スケジュールを守ること
●一定の時刻に服用
●ヤーズは28日間連続服用し1周期とする(最終4日間は偽薬で休薬)、以後同様に繰り返す
●ヤーズフレックスの最大124日周期法では、24日目まで連続服用し、25日目以降に3日間連続で出血(点状出血を含む)があった場合または連続服用が120日に達した場合は4日間休薬、以後同様の周期で服用
●ヤーズフレックスは、124日周期法にくわえ、月経困難症の場合28日周期で服用することも可能(24日間連続服用後4日間休薬)
●不妊治療でヤーズフレックスを用いる場合は、1日1錠を、2~4週間服用後中止、消退出血(月経様出血)を起こさせる
●飲み忘れのないように十分注意(飲み忘れは不正出血の原因)
●飲み忘れに翌日までに気づいた場合、忘れた分をすぐ服用し当日分も通常の時間に服用、2日以上忘れた場合は前日分1錠を直ちに服用し当日分1錠も定時に服用
●飲み始めの不正出血や吐き気は徐々になくなることが多い
●不正出血が続く場合、逆に生理(消退出血)がまったくこない場合は医師と相談
●万一、血栓症(下記副作用)の症状があらわれたら、すぐ受診
●血栓症は、長時間体を動かせないとき、急激な血圧変動、脱水時などに起こりやすい
●禁煙すること(喫煙は血栓のリスクを高める)
●セイヨウオトギリソウが含まれる健康食品は避ける
●半年ないし1年に1回は定期健診を受けること
3【効能】
●ヤーズ配合錠:月経困難症
●ヤーズフレックス配合錠:月経困難症、子宮内膜症に伴う疼痛の改善、生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整
4【副作用】獵
●予定外の不正出血(点状出血、破綻出血)、吐き気、頭痛、乳房緊満感、乳房痛、希発月経、発疹
●血栓症(ふくらはぎなど足の痛み・むくみ・しびれ、突然の息切れ、胸の痛み、急に視力が落ちる、視野異常、激しい頭痛、話せない、片側のまひ)
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