[成分]女性ホルモン配合剤(NET,EE)
[代表]ルナベル
[分類]月経困難症治療薬

生理を軽くし痛みをやわらげるお薬です。おもに月経困難症の治療に用います。また不妊治療にも応用されます。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆治療用低用量ピル(LEP配合薬)
◆既存の経口避妊薬(オーソ、シンフェーズ)と同一成分
◆少量の卵胞ホルモン薬(EE)と黄体ホルモン薬(NET)が配合される
◆脳下垂体に働きかけ、性腺刺激ホルモンの分泌を抑制
◆卵胞の発育をおさえ排卵抑制、子宮内膜増殖抑制、また発痛物質プロスタグランジンの産生を抑制
◆卵巣や子宮を休ませ生理を軽くする、また子宮内膜症では病巣の活動を低下させる
◆子宮内膜症においては、若い人で比較的症状の軽い人、あるいは当面妊娠を希望しない人に向く(偽妊娠療法)
◆血栓症・乳がん発症リスク低減のため、EEを最低用量化した配合錠ULDが開発される
◆配合錠ULDで不正出血の副作用がひどければ配合錠LDへの変更を考慮
◆不妊治療(生殖補助医療)においても薬事承認される
2【注意】裂
●持病や服用中の薬を医師に報告
●妊娠中、その可能性のある人、授乳中の人は医師に報告(禁止)
●血栓症や発がんリスクをふくめ注意事項や副作用について十分説明を受ける
●決められた服薬スケジュールを守ること
●21日間飲み続け、その後7日間休薬
●一定の時刻に服用すること
●飲み忘れのないように十分注意(飲み忘れは不正出血の原因)
●万一飲み忘れて、翌日までに気づいたなら直ちに飲み忘れたぶんを服用、その日の錠剤も通常どおりに服用
●飲み始めの不正出血や吐き気は徐々になくなることが多い
●不正出血が続く場合、逆に生理(消退出血)がまったくこない場合は、医師と相談
●万一、血栓症の症状(下記副作用)があらわれたら、すぐ受診
●血栓症は、長時間体を動かせないとき、急激な血圧変動、脱水時などに起こりやすい
●タバコは控えたほうがよい(血栓の危険性が増える)
●セイヨウオトギリソウが含まれる健康食品は避ける
●服薬前および開始後半年ないし1年に1回ほど乳房検診・婦人科検診等を実施
3【効能】
●月経困難症
●生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整
4【副作用】獵
●予定外の不正出血(点状出血、破綻出血)、吐き気、頭痛、むくみ、乳房緊満感、乳房痛、希発月経、発疹、にきび
●血栓症(足の痛み・むくみ、激しい頭痛、胸の痛み、急に視力が落ちる、突然の息切れ)
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