ﾌﾞﾃﾞｿﾆﾄﾞ,ﾎﾙﾓﾃﾛｰﾙ:ｼﾑﾋﾞｺｰﾄ

[成分]ﾌﾞﾃﾞｿﾆﾄﾞ,ﾎﾙﾓﾃﾛｰﾙ
[代表]ｼﾑﾋﾞｺｰﾄ
[分類]喘息･COPD治療薬

気道を広げ､炎症をとる吸入薬です｡喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に用います｡

1【特徴】 ↑
◆強力なｽﾃﾛｲﾄﾞ薬と長時間作用型のβ2刺激薬を配合(ICS/LABA)
◆気道の炎症と狭窄の両方を改善し発作を予防
◆作用時間が長いので､1日2回の吸入で済む
◆ｽﾃﾛｲﾄﾞ単剤に比べ､気管支拡張効果がすぐに現れ治療効果を実感しやすい
◆吸入ｽﾃﾛｲﾄﾞ薬だけでは効果不十分な軽症持続型以上の喘息に使用
◆慢性閉塞性肺疾患では､気管支拡張薬で効果不十分な中等症以上に使用
◆薬剤肺到達率の高いﾄﾞﾗｲﾊﾟｳﾀﾞｰ吸入式､専用の吸入器具(ﾀｰﾋﾞｭﾍｲﾗｰ)を採用

2【注意】裂 ↑
●高血圧や心臓病など持病のある人は､医師に報告
●吸入方法の説明を受け､正しく吸入(吸い残しに注意)
●通常､1日2回朝晩吸入(吸入回数は医師の指示通りに)
●毎日定期吸入することで予防効果が得られる
●医師の指示により､発作時に追加して頓用吸入もできる
●自分だけの判断で急に中止しない(反動で症状が悪化するおそれ)
●発作がおさまらない場合や､たびたび起こる場合はすぐ受診
●吸入後､うがいをし口をすすぐこと(嗄声､口内炎の予防)
●口に白いものができたら､医師に報告
●長期大量使用時は､検査を受けて副作用をﾁｪｯｸ

3【効能】 ↑
●気管支喘息(吸入ｽﾃﾛｲﾄﾞ剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
●慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎･肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ｽﾃﾛｲﾄﾞ剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

4【副作用】獵 ↑
●のどの刺激感､嗄声(声のかすれ)､味覚異常
●口腔･呼吸器ｶﾝｼﾞﾀﾞ症(のどや口の刺激痛､口のなかに白いものができる)
●動悸(ﾄﾞｷﾄﾞｷ感)､頻脈､不整脈､血圧上昇
●指や手のふるえ､頭痛､吐き気
●上気道感染､肺炎
●骨粗鬆症､骨折

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