獵薬疹(発疹)

[副作用]: 薬疹
[程度]: ★★
[概説]: 薬により生じる皮膚や粘膜の病変のことを､広く｢薬疹｣という｡多くはｱﾚﾙｷﾞｰ性で､いろいろな薬で起こる可能性がある｡ふつう､飲み始めから2週間くらいまでの間に現われることが多い｡また､初回服用時はなんでもなくても､その後の再使用時に出現することもある｡薬疹は､ときに体の中で起きている薬物性肝炎や血液障害のｻｲﾝとなることもあるので油断できない｡原因薬剤が判明できたなら､以後その薬の使用を避けなければならない｡きわめてまれだが､そのまま続けていると重い皮膚障害へと進展することもある｡なお､外用薬のように直接皮膚に接することで生じるものは｢接触性皮膚炎｣と呼び区別される｡
[症状]: 赤いﾌﾞﾂﾌﾞﾂ､大小の赤い斑点､蕁麻疹､かゆみ､ただれ､水疱(水ぶくれ)など｡
[起こりえる薬]: 抗生物質､解熱鎮痛薬､抗てんかん薬､抗結核薬､抗甲状腺薬など｡