禁煙補助薬-2
▼ニコチンパッチ
※ニコチネルTTS
ニコチンを含む貼り薬です。禁煙時の離脱症状が軽くなり、スムーズに禁煙をおこなえます。1日1回の貼りかえで、24時間効果が持続します。ニコチン依存度の高い人、あるいは仕事でガムが噛めない人に向いています。禁煙スケジュールが立てやすいというメリットもあります。
処方には、医師の診察が必要です(一定の条件が満たされれば保険も利きます)。心臓病など持病のある人や、服用中の薬は医師に報告しておきましょう。病気によっては、使用できないことがあります。また、妊娠中は禁止されています。
パッチには、ニコチンの量が異なる3種類があります。これらを1日1回、毎日貼りかえることになります。標準的な使い方は、まず大判のニコチネルTTS30を4週間、次にTTS20を2週間、最後にTTS10を2週間貼り終了します。8週間かけて、徐々に体をならしていくわけです。
貼る場所は、おなか、背中、二の腕など皮膚のやわらかい部分にします。同じ場所に貼り続けると皮膚がかぶれることがあります。毎回、違う場所に貼るようにしましょう。
重い副作用はほとんどありませんが、約7%の人に不眠がみられます。つらいときは、早めに医師に申し出てください。
<メモ>
●禁煙補助薬は、禁煙のための1つのツールです。禁煙の成功を100%保証するものではありませんし、必ずしも必要なものではありません。自分の意志や工夫だけで禁煙に成功している人もたくさんいます。吸いたくなったら、氷を含んだり、メントール系の飴をなめるのもよい方法でしよう。禁煙にチャレンジすることに何の制限もありません。だれでも、いつでも、何回でもおこなえます。
●イメージトレーニングも効果的です。たとえば、「食後の一服をしなくてもスッキリしている自分」を毎日寝る前にイメージしたり、「タバコはガンになる、タバコはガンになる」とか「タバコはまずい、タバコはくさい」と繰り返して唱えたりします。
●今までに、禁煙開始時の強い離脱症状のせいで失敗している人は、禁煙補助薬を利用されるとよいでしょう。ちなみに、ニコチンパッチの臨床試験の成績は、ニコチネルTTSを8週間使用したあとの禁煙率が52%、プラセボ(にせ薬)使用者では36%でした。
●禁煙補助薬でいったん禁煙できても、長続きしないことがあります。禁煙の目的意識をしっかり持ち、吸いたくなったときの対処法やコツをおぼえておくことも大切です。
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