ステロイド点眼薬

▼ステロイド薬
フルメトロンピトスリンデロンなど

ステロイド薬には炎症をとる強い作用があります。炎症性の目の病気、たとえば結膜炎、角膜炎、ブドウ膜炎、手術後の炎症などに使われています。ふつう、症状の強いときや視力障害のおそれのあるような重症例に用います。そのような場合には、欠かせない薬です。効果と副作用のバランスが考慮され、専門医により慎重に使用されます。

よく使われるのはフルメトロンです。フルメトロンは懸濁液で、目の表面に長くとどまる利点があります。ステロイドとしては作用がおだやかなほうで、眼内への移行が少なく、眼圧上昇などの副作用も少ないと考えられています。濃度の低いフルメトロン(0.02%)は、アレルギー性結膜炎にもよく処方されます。よく振りまぜてから点眼するようにしましょう。

低濃度のステロイド点眼薬を数日使う程度でしたら、副作用の心配はそれほどありません。ただ、安易な長期使用は好ましくありません。副作用としては、眼圧上昇、緑内障、白内障、感染症などがあげられます。長期に使用する場合は、定期的に眼圧測定などの検査を受けるようにしてください。

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