ニキビ(内用)-2

▼ホルモン関連薬
※ジオール、アルダクトンA、エストリール

ホルモンバランスや感受性を調整するお薬です。ジオールは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の代謝産生物で、皮脂分泌量の減少効果が期待できます。女性ホルモンとしての作用はありません。ほかに、抗アルドステロン薬のアルダクトンA、卵胞ホルモン薬のエストリールなども応用されます。ジオール以外は適応外処方となりますので、医師からよく説明を受け納得のうえで使用してください。女性によっては生理が乱れることがあるかもしれません。

▼漢方薬
※清上防風湯、桃核承気湯、桂枝茯苓丸、加味逍遙散、当帰芍薬散、荊芥連翹湯など

証(体質)やニキビの状態を考慮して処方します。たとえば、清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)は、顔色がよく、きれいな赤色のニキビの人に向きます。"清上"とは、体の上部の熱を清めるという意味です。言いかえると、上半身ことに顔の炎症をひく作用といえるでしょう。桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)は、ガッチリタイプで便秘がちの女性に向いています。また、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)は、体力が中くらいの女性に広く使われています。ニキビには、「よく苡仁(ハトムギ)」を加えた桂枝茯苓丸加よく苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)がより適当です。よく苡仁には、肌をきれいにする作用があるといわれています。


<メモ>
●ニキビ(吹き出物)は、20代30代になってからもできます。女性では生理前に悪化することが多く、この場合、少し治りにくいことがあるようです。

●一般的な治療でよくならない場合、ホルモンの検査や細菌の検査をおこない、ニキビのタイプを診断することが大切です。ときに、毛包虫(ニキビダニ)や真菌(カビ)がかかわっていることがあります。まれな病気ですが、クッシング症候群や多毛症(男化)など重い内分泌異常によるニキビもあります。

●ステロイドなどホルモン系の薬の影響でニキビができることがあります(ステロイドニキビ)。使用中の薬は医師に報告しておきましょう。

●お化粧はニキビを刺激しますし、皮脂を閉じこめてしまいます。できるだけ控えるようにします。必要な場合は、パウダータイプなど影響の少ないものを使うとよいでしよう。メイクや日焼け止めクリームは、必ず落としてから寝ましょう(常識かしらん)。

●夜ふかし、便秘、ストレス、疲れ、食事の不規則などもニキビによくありません。規則正しい食生活を心がけましょう。

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