子供のカゼ薬-1
▼抗生物質(内用)
※フロモックス、ケフラール、セフゾン、バナン、メイアクト、ファロム、パセトシン、ワイドシリン、ユナシン、エリスロシン、クラリス、クラリシッド、ジスロマックなど
細菌を殺菌するお薬です。本来、これらの抗生物質はカゼの「ウイルス」には無効です(細菌とウイルスは別もの)。ただし子供は、細菌による二次感染、たとえば扁桃炎や気管支炎、中耳炎などを併発しやすいものです。そのような細菌感染症に対して抗生物質を用います。マクロライド系のエリスロシンやクラリスは、子供に多いマイコプラズ肺炎にも有効です。細菌が死滅すると、間接的に炎症や痛みがとれ熱も下がってきます。
子供や赤ちゃんには、甘い味のドライシロップを用います。服用量は、症状や体重によって決められます。ふつう、1包を適量の水で溶いてから飲みます。大きい子供は、そのままでもかまいませんが、多めの水で飲ませてください。
▼抗生物質(坐薬)
※エポセリン
抗生物質の坐薬は一般的ではありません。飲み薬に比べアレルギー反応が強くでやすいのです。飲み薬が飲めないときや吐いてしまうときに用います。エポセリンは他の抗生物質が効かない細菌に有効な場合があります。今までに薬による発疹などアレルギー症状を経験されている場合は、必ず医師に報告しておきましょう(問診されるはずです)。
<メモ>
●抗生物質の効きにくい細菌が増えています。ある調査によると、中耳炎を起こす肺炎球菌の7割が抵抗力を持っていたそうです。このような耐性菌を増やさないため、欧米では安易な予防目的の使用は慎まれています。
●抗生物質の副作用で比較的多いのは、発疹などアレルギー症状、下痢などの胃腸症状です。とくに子供は、下痢がかなりの頻度で起こります。抗生物質の影響で、腸内細菌のバランスが乱れるためです。ただし、カゼが原因の下痢も多いですから、下痢イコール薬のせいというわけではありません。下痢の予防に乳酸菌の整腸剤を併用することがあります。
●小児科では、@抗生物質のドライシロップ + A咳止めなどの粉薬または水薬 + B熱さましの粉薬または坐薬の3点セットで処方されることが多いものです。咳止め薬と、解熱薬については、次項で触れます。
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