概説 |
細菌を殺菌するお薬です。腸内の殺菌に用います。 |
作用 | 
- 【働き】

- 腸内の細菌を殺菌して、腸管感染症を治療します。おもに、免疫力が低下しやすい白血病治療時に用います。そのほか、肝性脳症の要因となる腸内のアンモニア産生菌をおさえるのにも応用されます。

- 【薬理】

- 細菌の細胞膜を障害することで、殺菌的に作用します。
|
特徴 |
- ペプチド系の抗生物質です。とくに、大腸菌やエンテロバクター、緑膿菌などグラム陰性桿菌に強い抗菌力を示します。
- この系統の飲み薬は体内に吸収されないので、一般的な感染症には用いません。
|
注意 |

- 【診察で】

- アレルギーのある人は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 腎臓の悪い人や高齢の人は副作用がでやすいので、慎重に用います。
 【使用にあたり】
- 決められた飲み方を守ってください。
- 指示された期間きちんと続けましょう。症状によっては、少し長めになるかもしれません。自分だけの判断で止めてはいけません。
|
効能 |

- 【適応症】

- 白血病治療時の腸管内殺菌。

- 【応用】

- 肝性脳症。
|
用法 |
硫酸ポリミキシンBとして通常成人1日量300万単位を3回に分けて経口服用する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
|
副作用 |
体内にほとんど吸収されないので、副作用は少ないです。もし、体に発疹があらわれたら、医師に連絡してください。
|