概説 |
アレルギー症状をおさえるお薬です。アレルギー性の病気に用います。 |
作用 |  【働き】
- アレルギーの発症には、ヒスタミンやロイコトリエンなどいろいろな体内物質が関与しています。このお薬は、そのような物質をおさえることで、アレルギー症状を改善します。クシャミ、鼻水、鼻づまりに有効です。
- 軽い喘息にも適応しますが、この場合は他の薬の補助薬として用います。
- アレルギーの原因そのものを治すことはできません。

- 【薬理】

- 気道に存在する免疫系のマスト細胞に作用し、ヒスタミン等の化学伝達物質の遊離を抑制します。また、喘息に深くかかわるロイコトリエンの生成を抑制します。
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特徴 | 抗アレルギー薬のうちの「化学伝達物質遊離抑制薬」に分類されます。従来の抗ヒスタミン薬にみられる眠気や口の渇きの副作用がありません。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。
 【使用にあたり】
- 症状により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。
- とくに喘息では、十分な効果がでるまでに1カ月以上かかることがあります。また、予防薬ですので、喘息発作を直接止める作用はありません。発作時には、気管支拡張作用のある吸入薬を用いてください。
- 花粉症では、予防的に飛散1〜2週間前から開始することがあります。その後も決められた期間続けてください。
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効能 |
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用法 |
- 気管支喘息の場合..通常、成人は症状に応じて1回アンレキサノクスとして25〜50mgを1日3回、朝、夕及び就寝前に経口服用する。
- アレルギー性鼻炎の場合..通常、成人は症状に応じて1回アンレキサノクスとして25〜50mgを1日3回、朝、昼及び夕に経口服用する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用はほとんどありませんが、服用が長期になるときは、定期的に肝機能検査を受けたほうがよいでしょう。
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