PR おくすり 110番

成分(一般名) メトトレキサート
製品例 リウマトレックスカプセル2mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の代謝性医薬/抗リウマチ剤/抗リウマチ剤

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概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用

概説 関節リウマチや関節炎を治療するお薬です。関節の腫れや痛みをやわらげます。
作用リウマチは、体の免疫系がかかわっている膠原病の一種です。関節や筋肉に強い炎症を生じ、腫れや痛みを伴います。一般に進行性で、関節が傷んで変形したり、骨が壊れてくることもあります。

このお薬は、抗リウマチ薬です。免疫系の亢進状態を強力におさえ、関節の炎症をしずめます。そして、病気の進行を遅らせます。関節リウマチに用いるほか、関節症状をともなう若年性の特発性関節炎にも適応します。
特徴
  • 免疫抑制薬(葉酸拮抗薬)の部類です。抗リウマチ薬としては、効果の発現が1〜2カ月と比較的早く、有効率も高いので、よく使われるようになりました。関節破壊をおさえ、進行を遅らせる効果が確かめられています。世界的に、関節リウマチの標準療法として位置付けられています。
  • 関節リウマチのほか、膠原病や乾癬、胞状奇胎、また、比較的大量を白血病やリンバ腫の治療に用いることがあります。
  • 免疫系だけでなく、他の細胞にも強く作用します。そのため、骨髄抑制や肝障害、肺障害、腸炎などの副作用がでやすいのが欠点です。
注意
【診察で】
  • 持病のある人は医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬を医師に教えてください。
  • 妊娠中や授乳中の女性は申し出てください。また、男性を含め、妊娠出産の予定のある人は事前に医師と相談するようにしましょう。
  • 副作用や注意事項について、医師から十分説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、納得のうえで使用するようにしましょう。
  • 体に異常を感じたら、どのようなことでも医師に報告するようにしてください。

【注意する人】

病気によっては、その病状を悪化させるおそれがあります。肝臓や腎臓の悪い人は、副作用がでやすいので使用できないことがあります。また、ウイルス性肝炎を含め、感染症を合併している人は慎重に用いる必要があります。妊娠中は使用できません。

  • 適さないケース..肝臓や腎臓の悪い人、骨髄抑制、胸水・腹水のある人、妊娠中もしくはその可能性のある人、授乳中の人など。
  • 注意が必要なケース..間質性肺炎など肺の病気または既往歴のある人、感染症のある人、B型またはC型肝炎ウイルスをもっている人、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

鎮痛薬や抗生物質など、薬の飲み合わせによっては、この薬の作用が強まり、副作用がでやすくなります。服用中の薬は必ず医師に報告しておきましょう。また、別の病院で診察を受けるときも、この薬を飲んでいることを伝えてください。

  • 作用を増強する薬剤として、鎮痛薬(NSAIDs)や抗生物質、抗菌薬、ST合剤(バクタ)、フェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)、フェノバルビタール(フェノバール)、プロベネシド(ベネシッド)、レフルノミド(アラバ)などがあります。
  • 生ワクチンの予防接種は避けてください。
  • アルコールは肝臓の副作用をでやすくします。飲酒は、できるだけ控えましょう。
  • タバコを吸う人は、肺の副作用がでやすいといわれます。できるだけ控えてください。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方を厳守してください。変則的になりますので、服薬日、服用時間、休薬日に十分留意し、正確に服用しましょう。リウマチの治療には比較的少量を用いますが、誤って多く飲みすぎると重い副作用があらわれます。
  • 体を起こして、十分な水で飲みましょう。寝たまま飲むと、薬が食道に停滞し、粘膜を荒らすおそれがあります。とくに、高齢の人は注意してくださてい。
  • 副作用の予防にビタミンの一種の葉酸(フォリアミン錠)と併用することがあります。

【検査】

処方に先立ち、服用に問題がないかを慎重に調べます。必要な検査は、血液検査、肝機能・腎機能検査、尿検査、胸部レントゲンなどです。服用開始後も、副作用や効果をチェックするため、定期的に各種の検査を受けなければなりません。

【妊娠授乳】

おなかの赤ちゃんに悪い影響を及ぼすおそれがあります(催奇形性を疑う症例報告)。そのため、治療中は妊娠を避ける必要があります。

  • 女性..妊娠中やその可能性のある場合、および授乳中の女性は服用禁止です。また、服薬中および服薬終了後少なくとも1月経周期は妊娠を避けなければなりません。
  • 男性..服薬中および服薬終了後少なくとも3カ月間は配偶者の妊娠を避けるようにします。

【食生活】
  • 人によっては皮膚が日光に敏感になり、日焼けしやすくなります。強い直射日光は、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
  • アルコールとタバコはできるだけ控えましょう。肝臓や肺によくありません。

【備考】
  • 一般に、抗リウマチ薬による治療は、早期の関節リウマチで、炎症のある活動期に適しています。遅効性で、ゆっくりと効いてくるのが特徴的です。十分に効果が現れるまでに1〜3カ月くらいかかることがあります。また、すべての人に有効というわけではありません。劇的に効く人もいれば、逆にまったく効果がないことがあります。長く使用しても効果がない場合は、漫然と続けることはせず、他の薬に切り替える必要があります。
  • リウマチそのものを治せる薬はありません。関節リウマチの治療では、いくつかの薬を長期間服用することになります。有益性と副作用について正しく理解したうえで、薬と上手につきあっていってください。きちんと治療を続ければ、病気の進行を止めたり遅らせることができます。
効能

【効能A】

関節リウマチ

【効能B】

関節症状を伴う若年性特発性関節炎
用法

【効能A】

通常、1週間単位の服用量をメトトレキサートとして6mgとし、1週間単位の服用量を1回又は2〜3回に分割して経口服用する。分割して服用する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で服用する。1回又は2回分割服用の場合は残りの6日間、3回分割服用の場合は残りの5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す。なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減するが、1週間単位の服用量として16mgを超えないようにする。

  • 注意(1):4〜8週間服用しても十分な効果が得られない場合にはメトトレキサートとして1回2〜4mgずつ増量する。増量する前には、患者の状態を十分に確認し、増量の可否を慎重に判断すること。
  • 注意(2):服用量を増量すると骨髄抑制、感染症、肝機能障害等の副作用の発現の可能性が増加するので、定期的に臨床検査値を確認する等を含め患者の状態を十分に観察すること。消化器症状、肝機能障害等の副作用の予防には、葉酸の服用が有効であるとの報告がある。

【効能B】

通常、1週間単位の服用量をメトトレキサートとして4〜10mg/m2とし、1週間単位の服用量を1回又は2〜3回に分割して経口服用する。分割して服用する場合、初日から2日目にかけて12時間間隔で服用する。1回又は2回分割服用の場合は残りの6日間、3回分割服用の場合は残りの5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す。なお、患者の年齢、症状、忍容性及び本剤に対する反応等に応じて適宜増減する。

  • 注意(1):本剤の服用にあたっては、特に副作用の発現に注意し、患者の忍容性及び治療上の効果を基に、個々の患者の状況に応じて、服用量を適切に設定すること。
  • 注意(2):本剤については、成人の方が小児に比べ忍容性が低いとの報告があるので、若年性特発性関節炎の10歳代半ば以上の年齢の患者等の服用量については特に注意すること。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 効果が高い反面、いろいろな副作用がでやすいです。あわてないよう、事前に医師から十分説明を受けておきましょう。重症なものは多くありませんが、下記の初期症状等に留意し、いつもと違う体調の変化に気づいたらすぐ医師に連絡してください。

とくに注意が必要なのは、骨髄抑制にともなう血液障害、肺障害、肝障害、腎障害、腸炎、それと感染症です。異常なだるさ、皮下出血など出血傾向、発熱やのどの痛み、から咳、息苦しさ、皮膚や白目が黄色くなる、口内炎、腹痛、下痢といった症状に注意してください。予防のために、頻回な検査が欠かせません。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • アナフィラキシー・ショック..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)、冷汗、顔が白くなる、手足のしびれ、脈が弱い、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉出血など出血傾向。
  • 重い感染症..発熱、のどの痛み、咳や痰、息苦しい、下痢、皮膚がピリピリ痛い、皮膚の発赤・水ぶくれ・できもの。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。
  • 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
  • 間質性肺炎など肺障害..息切れ、息苦しさ、から咳、痰、発熱。
  • 重い皮膚症状..高熱、ひどい発疹・発赤、唇や口内のただれ、のどが痛い、水ぶくれ、皮がむける、強い痛み、目の充血。
  • 腸炎..激しい腹痛、下痢、下血(血液便、黒いタール状の便)。
  • 膵炎..上腹部〜背中の強い痛み、吐き気、吐く。
  • 骨粗鬆症..骨がもろくなる、背中や足腰の痛み、骨折。
  • 白質脳症..歩行時のふらつき、手足のしびれ・まひ、うまく話せない、もの忘れ、動作がにぶる、ボーッとする、けいれん。

【その他】
  • 吐き気、食欲不振、腹痛、下痢、口内炎
  • 頭痛、脱毛
  • 発疹、かゆみ、光線過敏症
  • 腎機能・肝機能値の異常

概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。