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成分(一般名) エドキサバン トシル酸塩
製品例 リクシアナ錠15mg~30mg~60mg、リクシアナOD錠15mg~30mg~60mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 血液凝固阻止剤/Fxa阻害薬/経口FXa阻害剤

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概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用

概説 血液を固まりにくくするお薬です。心房細動による脳卒中や静脈血栓塞栓症の治療に用います。
作用

【働き-1】

心房細動では、脈拍が無秩序に速く細かくなります。いわば心臓がけいれんし震えているような状態です。このため、心臓内の血流がよどみ、血の塊り‘血栓’ができやすくなります。こわいのは、血栓がはがれて脳動脈に流れ込み、脳卒中(虚血性脳卒中、脳梗塞)を起こすことです。このタイプの脳卒中は‘心原性脳塞栓症’とも呼ばれ、しばしば重症化します。また、血栓が脳以外に運ばれ、まれに全身性塞栓症(腎梗塞、腸梗塞、心筋梗塞など)を起こすこともあります。

このお薬は、血液を固まりにくくする「抗凝固薬」です。心臓の内部とくに左心房内で血液が固まるのを抑えることにより、心房細動に起因する脳卒中や全身性塞栓症の発症を抑制します。古くから標準的に用いられてきたワルファリン(ワーファリン)よりも効果の発現が早く、同等もしくはそれ以上の有効性が期待できます。効きすぎによる出血のリスクも、ワルファリンより低いことが示されています。

【働き-2】

血管内で血液が固まり、血流が悪くなるのが‘血栓症’です。また、血栓が流れ、その先の血管を塞いでしまうのが‘塞栓症’です。このうち‘深部静脈血栓症’では、手足とくにふくらはぎや大腿あるいは骨盤などの深部静脈に血栓が形成されます。さらに、その血栓が肺に流れ、肺動脈を閉塞してしまうのが命にかかわる‘肺血栓塞栓症’です。深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症を総称し‘静脈血栓塞栓症’と呼んでいます。

このお薬は、そのような静脈血栓塞栓症に有効な「抗凝固薬」です。血液を固まりにくくし血栓の形成を防ぐことで、静脈血栓塞栓症の再発を抑制します。通常、ヘパリンまたはフォンダパリヌクス(アリクストラ)皮下注射による初期治療のあとに用いられます。古くから標準的に用いられてきたワルファリンよりも効果の発現が早く、同等もしくはそれ以上の有効性が期待できます。効きすぎによる出血のリスクも、ワルファリンより低いことが示されています。

【働き-3】

足の大きな手術のあとは足の運動が制限されます。このため、足の静脈の血流が悪くなり、深部静脈血栓症を起こしやすくなります。さらに、まれとはいえ その血栓が肺に流れ致死的な‘肺血栓塞栓症’を起こす危険性もあります。

このお薬は、血液を固まりにくくする「抗凝固薬」です。抗凝固療法として、静脈血栓塞栓症のリスクが高い足の整形外科手術のあとに予防投与されます。具体的には膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術のときなどです。万一にも肺血栓塞栓症を起こさないように、適時適切な抗凝固療法が大事なのです。

【薬理】

血液を固める重要な役目をするのがトロンビンという酵素です。このお薬は、トロンビンの生成過程にかかわる血液凝固第X因子(FXa)を阻害することで、血液を固まりにくくします。このような作用から活性化血液凝固第]因子阻害薬(FXa阻害薬)と呼ばれています。

【臨床試験-1】

心房細動(非弁膜症性)のある患者さんを対象に、従来の標準薬のワルファリンと効き目を比べる国際共同試験が行われています。ワルファリンに劣らない脳卒中の予防効果があるのかを確かめるのが目的です。約2万人の患者さんのうち、第1のグループはこの薬を低用量服用 (30mg)、第2のグループは高用量服用(60mg)、第3のグループはワルファリンを服用します。試験期間(観察期間)は平均で約2.8年(中央値)と長期にわたるものです。

その結果、脳卒中または全身性塞栓症を起こしてしまった人の割合は、この薬を低用量飲んでいた人達で年換算1.6%(253人/7002人)、高用量飲んでいた人達で1.2%(182人/7012人)、ワルファリンを飲んでいた人達で1.5%(232人/7012人)でした。この薬を飲んでいた人達のほうが、脳卒中を起こす人が少なく、ワルファリンに勝るとも劣らない効果が確認できたわけです。また、出血の副作用についてもワルファリンを上回ることはありませんでした。

【臨床試験-2】

急性症候性静脈血栓塞栓症に対する有効性を標準薬のワルファリンと比較する試験が行われています。参加したのは、静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症または肺塞栓症)を発症した患者さん8240人です。このうち、4118人はヘパリン注射による初期治療後にこの薬を開始、残りの4122人はヘパリン注射とともにワルファリンの服用を始めます(ワルファリンは効果発現が遅いため直ちに開始)。効果判定のための主要評価項目は、1年間の静脈血栓塞栓症の再発です。

その結果、静脈血栓塞栓症を再発した人の割合は、この薬を飲んでいた人達で3.2%(130人/4118人)、ワルファリンの人達で3.5%(146人/4122人)でした。この薬を飲んでいた人達のほうが、再発率がやや低く、少なくともワルファリンに劣らない効果が確認できたわけです。また、効きすぎによる出血リスクはワルファリンよりも低いことが示されました。

【臨床試験-3】

人工膝関節全置換術後に起きやすい静脈血栓塞栓症の予防効果を調べる臨床試験もおこなわれています。既存の低分子ヘパリン製剤のエノキサパリン皮下注射(クレキサン)と比較する試験です。参加した人は、膝関節全置換術を終了した594人、投与期間は11〜14日間です。この間にどのくらいの人が静脈血栓塞栓症を起こすのかを調べます。

その結果、この薬を飲んでいた人達の静脈血栓塞栓症の発現率は7.4%(22人/299人)。エノキサパリンを注射した人達では13.9%(41人/295人)でした。この薬の発現率のほうが明らかに低く、エノキサパリンに勝るとも劣らない予防効果が確認できたわけです。

なお、静脈血栓塞栓症と判定された人の大部分は、静脈造影検査で足に見つかる自覚症状のない軽微なものです。命にかかわるような重篤な肺塞栓症を起こした人は一人もいませんでした。肺塞栓症の血栓発生源の多くは足のヒラメ静脈とされるので、足の静脈血栓の低減は臨床的に意義のあるものと考えられています。
特徴
  • 飲み薬として国内初のFXa阻害薬です。効能面からは、広く抗血栓薬の部類に入り、さらに抗凝固薬もしくは抗凝血薬、または血液凝固阻止薬などと細分類されます。同類にリバーロキサバン(イグザレルト)とアピキサバン(エリキュース)があり、また注射薬としてフォンダパリヌクス(アリクストラ)が販売されています。
  • 抗凝固薬として古くから用いられてきたワルファリン(ワーファリン)とは作用メカニズムが違います。効果発現がすみやかで、食物との相互作用もほとんどなく、より安定した効果が得られます。ワルファリンのように、こまめに血液凝固能を検査したり、用量調節に神経をそそぐ必要もないのです。このようなメリットから、抗凝固療法に使用する主要薬として期待されています。
  • 術後血栓予防の第一選択薬として有望です。飲み薬なので、毎日の注射のわずらわしさがなく、患者さんの負担が軽減されます。さらに、経済的利点として注射剤のFXa阻害薬(アリクストラ)に比べ、1日薬価が約3分の1におさえられるのです。
  • 頻回な血液凝固能検査が不要なのは出血の危険性がないからではなく、正確な薬効モニタリングの指標にならないからです(的確な指標がありません)。また、現時点、抗凝固活性を特異的に中和する薬剤もありません。ワーファリンにくらべ使いやすい薬剤とはいえ、効きすぎによる出血に注意が必要なことに変わりありません。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 妊娠中もしくはその可能性のある人は申し出てください。
  • 市販薬を含め、別に薬を使用している場合は、その薬を医師に教えてください。

【注意する人】

血が止まりにくくなるので、今、出血している人は使用できません。出血しやすい人、たとえば消化管潰瘍のある人、内臓がん、血液疾患、外傷後まもない人も慎重に用いるようにします。また、出血や血腫を生じるおそれがある内視鏡検査、脊椎・硬膜外麻酔、腰椎穿刺、あるいは抜歯などにおいても十分な注意が必要です。大きな手術のさいは、少なくとも1〜2日前に一時休薬し、ヘパリン注射薬などで代用することがあります。。腎臓の働きが相当に落ちている場合は、服用を控えるか、服用量を半分にすることがあります。

  • 適さないケース..出血している人(脳出血、腹膜出血、消化管出血)、低体重、重い腎臓病、急性細菌性心内膜炎のあ人など。
  • 注意が必要なケース..出血のおそれのある人(消化管潰瘍、内臓がん、血液疾患、脳出血後、手術前、手術後まもない人など)、重い肝臓病、腎臓病、体重40kg未満の人、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

飲み合わせによっては、この薬の作用が強まり出血を起こしやすくなります。使用中の薬を忘れずに報告しておきましょう。

  • 抗凝固薬のワルファリンとの併用は原則おこないません。どちらかへの切り替えは、薬効の発現時間または消失時間を考慮のうえ慎重におこないます。この薬からワルファリンに切り替えるさい一時併用することになります。
  • 抗血小板薬と併用する場合は、効きすぎによる出血に十分な注意が必要です。抗血小板薬には、アスピリン(バイアスピリン、バファリン、タケルダ)、チクロピジン(パナルジン)、クロピドグレル(プラビックス)、シロスタゾール(プレタール)、EPA(エパデール、ロトリガ)などがあります。
  • 弱いながら抗血栓作用をあわせ持つロキソプロフェン(ロキソニン)やジクロフェナク(ボルタレン)などの鎮痛薬(NSAIDs)、パキシルやジェイゾロフト、トレドミンやサインバルタなど ある種の抗うつ薬(SSRI、SNRI)も出血の危険性を高めます。市販の鎮痛薬や解熱薬をふくめ併用のさいは医師もしくは薬剤師とよく相談してください。
  • 不整脈の薬のキニジンやベラパミル(ワソラン)、マクロライド系抗生物質のエリスロマイシン(エリスロシン)、免疫抑制薬のシクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)といっしょに飲むと、この薬の血中濃度が上昇し、出血の危険性が高まります。併用のさいは、必要に応じこの薬(エドキサバン)の量を半分に減らします。
  • ほかにも、血中濃度を上昇させやすい薬剤として、マクロライド系抗生物質のアジスロマイシン(ジスロマック)やクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)、抗真菌薬のイトラコナゾール(イトリゾール)、抗不整脈薬のアミオダロン(アンカロン)、不整脈や高血圧の治療に用いるジルチアゼム(ヘルベッサー)、リトナビル(ノービア)に代表される多くの抗エイズウイルス薬などがあげられます。これらと併用する場合も、この薬の減量を考慮する必要があります。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方を厳守してください。症状や体重、治療目的によって飲む量が違います。腎臓の働きが落ちている場合など少なめになることがあります。通常、1日1回食後に服用します。
  • ワルファリンなど他の薬剤から切り替えるさいは、決められた服薬スケジュールにしたがい正確に服用してください。
  • 心房細動または静脈血栓塞栓症の場合、予防薬として長期服用となります。指示された期間、根気よく続けてください。
  • 術後の血栓予防に用いる場合は、原則、入院中に限ります。手術後12時間を経過し、止血を確認してから開始します。服用期間は1〜2週間くらいです。
  • 自分だけの判断で飲むのを止めてはいけません。また、飲み忘れや、飲み間違いにも十分注意しましょう。もし飲み忘れた場合は直ちに服用し、翌日から毎日1回の服用を続けてください。ただし、次の服用まで12時間以上あける必要があります。次の服用時間が近い場合は、忘れた分は抜かしてください。絶対に2回分を同時に飲んではいけません。
  • 出血に気付いたら、直ちに医師に連絡してください。たとえば、鼻血、歯ぐき出血、血痰、皮下出血、血尿、血便などです。とくに飲み始めは要注意です。

【検査】

処方に先立ち、腎機能を確認しておく必要があります。服薬開始後は、必要に応じて血液検査や便潜血検査をおこない、出血や貧血の兆候がないか確かめます。なお、血液凝固能検査は薬効モニタリングの指標になりませんので、特に必要としません(薬効の過不足を判断する的確な指標がありません)。

【食生活】

わずかな傷や打ち身でも、血が止まりにくくなるかもしれません。歯磨きや鼻かみは、あまり力を入れないでやさしくしてください。また、運動や危険な作業をおこなう場合は、ケガをしないように十分注意しましょう。もしも、ひどいケガをしたときは、直ちに受診してください。
効能

【効能A】

非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制(錠15mg~30mg~60mg)

【効能B】

静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制(錠15mg~30mg~60mg)

【効能C】

下記の下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制(錠15mg~30mg)

  • 膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術
用法

【効能A(心房細動)】

通常、成人は、エドキサバンとして以下の用量を1日1回経口服用する。

※体重60kg以下:30mg

※体重60kg超:60mg なお、腎機能、併用薬に応じて1日1回30mgに減量する。

また、出血リスクが高い高齢の患者では、年齢、患者の状態に応じて1日1回15mgに減量できる。

  • [注意1]腎機能障害のある患者では、腎機能に応じて次のように投与すること。

    クレアチニンクリアランス(CLcr)値(mL/min):

    ※30≦CLcr≦50 → 30mgを1日1回経口投与すること。

    ※15≦CLcr<30 → 有効性及び安全性は確立していないので、本剤投与の適否を慎重に判断すること。投与する場合は30mgを1日1回経口投与すること。年齢、患者の状態に応じて15mg1日1回に減量することを考慮すること。
  • [注意2]P糖蛋白阻害作用を有する薬剤を併用する場合には、併用薬に応じて次のように投与すること。

    ※併用薬 キニジン硫酸塩水和物、ベラパミル塩酸塩、エリスロマイシン、シクロスポリン → 併用する場合には、本剤30mgを1日1回経口投与すること。

    ※併用薬 アジスロマイシン、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ジルチアゼム、アミオダロン塩酸塩、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)等 → 治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、本剤との併用が適切と判断される患者にのみ併用すること。併用する場合には、本剤30mgを1日1回経口投与することを考慮すること。
  • [注意3]高齢の患者(80歳以上を目安とする)で、以下のいずれも満たす場合、治療上の有益性と出血リスクを考慮して本剤投与の適否を慎重に判断し、投与する場合には本剤15mgを1日1回経口投与することを考慮すること。

    ※次の出血性素因(1~5)を1つ以上有する

    (1)頭蓋内、眼内、消化管等重要器官での出血の既往

    (2)低体重(45kg以下)

    (3)クレアチニンクリアランス15mL/min以上30mL/min未満

    (4)非ステロイド性消炎鎮痛剤の常用

    (5)抗血小板剤の使用

    ※本剤の通常用量又は他の経口抗凝固剤の承認用量では出血リスクのため投与できない。

【効能B(静脈血栓塞栓症)】

通常、成人は、エドキサバンとして以下の用量を1日1回経口服用する。

※体重60kg以下:30mg

※体重60kg超:60mg なお、腎機能、併用薬に応じて1日1回30mgに減量する。

  • [注意1]腎機能障害のある患者では、腎機能に応じて次のように投与すること。

    クレアチニンクリアランス(CLcr)値(mL/min):

    ※30≦CLcr≦50 → 30mgを1日1回経口投与すること。

    ※15≦CLcr<30 → 有効性及び安全性は確立していないので、本剤投与の適否を慎重に判断すること。投与する場合は30mgを1日1回経口投与すること。
  • [注意2]P糖蛋白阻害作用を有する薬剤を併用する場合には、併用薬に応じて次のように投与すること。

    ※併用薬 キニジン硫酸塩水和物、ベラパミル塩酸塩、エリスロマイシン、シクロスポリン → 併用する場合には、本剤30mgを1日1回経口投与すること。

    ※併用薬 アジスロマイシン、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ジルチアゼム、アミオダロン塩酸塩、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)等 → 治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、本剤との併用が適切と判断される患者にのみ併用すること。併用する場合には、本剤30mgを1日1回経口投与することを考慮すること。

【効能C(下肢整形外科手術施行)】

通常、成人は、エドキサバンとして30mgを1日1回経口服用する。

  • [注意1]クレアチニンクリアランス30mL/min以上50mL/min未満の患者では、個々の患者の静脈血栓塞栓症発現リスク及び出血リスクを評価した上で、15mg 1日1回に減量することを考慮すること。
  • [注意2]P糖蛋白阻害作用を有する薬剤を併用する場合には、本剤15mg 1日1回に減量することを考慮すること。
  • [注意3]本剤の初回投与は、手術後12時間を経過し、手術創等からの出血がないことを確認してから行うこと。
  • [注意4]本剤の初回投与は、硬膜外カテーテル抜去あるいは腰椎穿刺から少なくとも2時間を経過してから行うこと。また、初回投与以降にこれらの処置を行う場合には、前回投与から12時間以上の十分な時間を空け、かつ、予定している次回の投与の少なくとも2時間以上前に実施すること。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 出血したり、血が止まりにくくなることがあります。もしも、出血がみられたら、医師と連絡をとり指示をうけてください。たとえば、歯ぐきの出血、血痰、鼻血、皮下出血、血尿、血便などです。

とくに消化管出血と腟出血(月経過多)の発現率が、ワルファリンに比べて高い傾向が示されています。重症化することはまれですが、脳出血など命にかかわる重い出血を起こす危険性がまったくないともいえません。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 重い出血(消化管出血、腹膜出血、肺出血、脳出血、眼底出血)..歯ぐき出血、鼻血、血痰、皮下出血(血豆・青あざ)、血尿、吐血、血便(赤〜黒い便)、息苦しい、頭痛、めまい、しびれ、うまく話せない。
  • 肝臓の障害..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 間質性肺疾患..息切れ、咳、息苦しい、息が荒い、呼吸困難、血痰、発熱。

【その他】
  • 鼻血、皮下出血(血豆・青あざ)、血尿、腟出血(月経過多)、傷口の出血
  • 貧血
  • 肝機能値の異常

概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。