PR おくすり 110番

成分(一般名) ワルファリンカリウム
製品例 ワーファリン錠1mg~5mg ・・その他製品 & 薬価比較
区分 血液凝固阻止剤/ジクマロール/抗血栓薬

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概説    作用    注意    効能    用法    副作用

概説 血管内で血液が固まるのを防ぐお薬です。血栓症の治療に用います。
作用

【働き】

血管内で血液が固まり、血流を止めてしまう状態を「血栓」といいます。心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞)がその代表です。血管が詰まってしまうので、その先の組織が障害を受け機能を失ってしまいます。

このお薬は「抗血栓薬」です。血管内で血液が固まるのを防ぐ強い作用があります。そのため、心筋梗塞や脳卒中の治療に用いられています。とくに、心臓の手術のあとや、ある種の不整脈(心房細動など)により生じる脳卒中(心原性脳塞栓症)に効果が高いことが分かっています。

そのほか、静脈血栓症、肺塞栓症、足の壊疽、腎炎など、血栓に起因するいろいろな病気に広く用いられています。

【薬理】

血液の凝固系に関係しているビタミンKの働きを阻止します。そうすると、血液を固めるのに必要な凝血因子「プロトロンビン」という蛋白質がつくれなくなります。結果として、血液が固まりにくくなり血栓が防げます。ただし、できてしまった血栓を溶かす作用はありません。血栓の予防あるいは進行の抑制を目的に使用するものです。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 他の薬と相互作用を起こしやすい性質があります。市販薬を含め、別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。
  • 妊娠中や、その可能性のある人は申し出てください。妊娠中は服用禁止です。
  • 注意事項や副作用について十分説明を受けてください。薬の性質をよく理解しておくことが大切です。
  • 手術や抜歯の予定のある人は、事前に医師と相談しておきましょう。出血が止まりにくくなることがあります。

【注意する人】

血が止まりにくくなるので、出血している人、あるいは、そのおそれのある人は使用できません。たとえば、血友病など血液の病気、重い胃潰瘍や大腸炎、重い肝臓病や腎臓病、重症高血圧症、重症糖尿病、尿路出血や喀血、内臓のがん、外傷後まもない人などです。

  • 適さないケース..出血をともなう病気、出血のおそれのある人、妊娠中

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 多くの薬と相互作用を起こす可能性があります。飲み合わせによっては、この薬の作用が強まり出血を起こしやすくなります。逆に効力が落ちてしまうこともあります。他の病院や他の診療科にかかる場合は、この薬を飲んでいることを忘れずに医師に伝えてください。
  • 骨粗鬆症の薬のビタミンK製剤(グラケー)とは併用できません。ワルファリン(この薬)による血栓の治療を優先するようにします。
  • 納豆とクロレラ、それと青汁の飲食は避けてください。これらの食品はビタミンKが非常に豊富なので、薬の効力がなくなってしまいます。また、緑黄色野菜の急な大量摂取は控えましょう。
  • セイヨウオトギリソウ( セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品は避けてください。この薬の作用を弱めるおそれがあります。
  • 多量のアルコールも、この薬の作用に影響します。できるだけ控えましょう。

【使用にあたり】
  • 症状や体質によって、飲む量や飲み方が違います。少ないと効きませんし、多すぎると出血を起こします。指示された用法用量を厳守してください。
  • 飲み忘れや、飲み間違いにも十分注意しましょう。万一飲み忘れても、2回分を一度に飲んではいけません。

【検査】

定期的に血液の固まり具合の検査を受ける必要があります(プロトロンビン時間やトロンボテストなど)。そのうえで、用量を慎重にコントロールするようにします。

【妊娠・授乳】

妊娠中は絶対に飲んではいけません。お腹の赤ちゃんに悪い影響をおよぼすおそれがあります。妊娠を希望されるときは、事前に医師と相談しておきましょう。

【食生活】

わずかな傷や打ち身でも、血が止まりにくくなるかもしれません。運動や危険な作業はをおこなう場合は、ケガをしないように十分注意しましょう。もしも、ひどいケガをしたときは、直ちに受診してください。
効能 血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等)の治療及び予防。
用法 投与量や投与回数のコントロールに用いられるのは、Quick1段法によるプロトロンビン時間の測定やトロンボテストである。治療域は前者では正常値に対する比が2倍前後、活性に換算して15〜30%とするものが多く、後者では10%前後とするものが多い。

投与法は、ワルファリンカリウムとして、成人初回20〜40mgを経口投与し、1両日休薬して凝固能が治療域に入ったのを確認して1〜5mg程度の維持量を毎日1回経口投与する方法と、初めから5〜6mgを毎日1回経口投与し、数日間をかけて治療域に入れ、以後維持量を経口投与する方法とがある。

ワルファリンに対する感受性には個体差が大きく、同一個人でも変化することがあるので、プロトロンビン時間測定、トロンボテストなどを特に治療初期には頻回行い、治療域を逸脱しないよう努力する。抗凝固効果の発現を急ぐ場合には、初回投与時ヘパリンを併用することがある。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 出血したり、血が止まりにくくなることがあります。もしも、出血がみられたら、すぐに受診してください。たとえば、歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血、血尿などです。重症化することはまれですが、消化管出血や脳出血など重い出血を起こす危険性がないとはいえません。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 重い出血(消化管出血、肺出血、脳出血、眼底出血)..歯ぐき出血、鼻血、血痰、皮下出血(血豆・青あざ)、血尿、吐血、血便(赤〜黒い便)、息苦しい、頭痛、めまい、しびれ、うまく話せない。
  • 皮膚壊死..班状の出血、皮膚の痛み
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。

【その他】
  • 発疹、じんま疹
  • 食欲不振、吐き気、脱毛

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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。