概説 |
ニキビを治す塗り薬です。 |
作用 | 
- 【働き】

- ニキビを専門的に「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼びます。皮脂の過剰分泌が原因の一つとされ、皮膚が角化し毛穴がふさがると内部に皮脂が充満し、いわゆるニキビになります。
このお薬は、ニキビを治療する塗り薬です。皮膚の角化をおさえることで、ニキビをできにくくします。新たなニキビの形成・進展を防ぐので、どちらかというと軽いうちに向きます。大きく腫れあがったニキビを直接治す作用はありません。

- 【薬理】

- 表皮のレチノイン酸受容体(RARγ)に選択的に結合し、表皮角化細胞の分化を抑制します。角化がおさえられることで、ニキビの前段階の微小面皰と非炎症性皮疹(黒ニキビ、白ニキビ)ができにくくなります。その結果として、後段階の炎症性皮疹(赤ニキビ)の減少にもつながるわけです。
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特徴 |
- レチノイド製剤(ビタミンA誘導体)です。この系統のニキビ治療薬としては、国内で初めてのものになります。
- 欧米では、軽度から中等度の症状に、外用レチノイド薬を第一選択することが多いです。ただし、結節や嚢腫をともなうような重症例には向きません。
- レチノイドには強い催奇形性があります。外用薬の場合その危険性はまずないとされますが、念のため妊娠している女性は使用しないようにします。
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注意 |
 【診察で】
- 注意事項や副作用について十分説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、納得のうえで治療にあたりましょう。
- 妊娠中、もしくはその可能性のある人は、医師に伝えてください。妊娠中は使用できません。
- 安易に漫然と使用することなく、そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けてください。

- 【注意する人】

- 妊娠中は使用禁止です。
 【使用にあたり】
- 1日1回就寝前に使用します。まず洗顔し、水分をふき取ったあと、患部に適量を塗ってください。
- 切り傷、すり傷、湿疹のある部位に塗ってはいけません。また、目や口唇、鼻翼を避け、粘膜に付着しないように注意しましょう。万一、目に入ってしまったら、すぐに水で洗い流してください。
- 塗布後、強い日光に当たらないようにしてください。日焼けランプもよくありません。
- 塗りはじめに、皮膚の乾燥感や紅斑など不快な皮膚症状があらわれます。これらはたいてい一時的で、それほど心配いりません。続けているうちに徐々に軽減、消失することが多いです。
- 使用期間は医師の判断によるところです。漫然と続けることなく、症状がよくなったら使用中止を考慮するようにします。また、3ヵ月間使用しても効果のない場合は、中止することになっています。
- 自分だけで使用してください。家族や友人にニキビがあるからといって、使い回したり、他人にあげてはいけません。

- 【妊娠授乳】

- 妊娠している人は使用できません。治療中に妊娠した場合、あるいは妊娠が予想される場合は、医師に知らせるようにしてください。
 【食生活】
- 「洗顔」が基本中の基本です。角質を除去して皮脂を洗い流すという大切な意味があります。朝と入浴時の2回、石鹸を使ってお湯で丁寧に洗顔してください。蒸しタオルを顔にあて毛穴を開いてから洗顔するのもよい方法です。
- 物理的な刺激や圧迫はニキビを悪化させます。患部にむやみに触ったり、髪の毛の刺激もよくありません。頬にニキビがある人は、頬づえ禁止です。
- お化粧はニキビを刺激しますし、皮脂を閉じこめてしまいます。できるだけ控えるようにします。必要な場合は、パウダータイプなど影響の少ないものを使うとよいでしよう。メイクや日焼け止めクリームは、必ず落としてから寝ましょう(常識かしらん)。
- 夜ふかし、便秘、ストレス、疲れ、食事の不規則などもニキビによくありません。規則正しい食生活を心がけましょう。
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効能 |
尋常性ざ瘡 |
用法 |
1日1回、洗顔後、患部に適量を塗布する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
塗りはじめの2週間くらいに、皮膚の乾燥や不快感、発赤、かゆみ、皮がむけるといった皮膚症状が高率であらわれます。多くは軽度で一時的ですので、そのまま継続可能と思います。もし、症状が重く、つらいようでしたら、早めに受診し医師とよく相談したください。
- 皮膚の乾燥、皮膚の不快感、皮がむける、発赤・紅斑、かゆみ
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