PR 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」 おくすり 110番

成分(一般名) トレチノイントコフェリル
製品例 オルセノン軟膏0.25% ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の外皮用剤/その他/褥瘡・皮膚潰瘍治療剤

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概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用

概説 傷の治りをよくするお薬です。褥瘡(床ずれ)や皮膚潰瘍の治療に用います。
作用血管の新生を促進させ、壊死した皮膚をおおう新しい肉芽ができるのを助けます。これらの作用により、皮膚の再生が早くなり、傷の治りがよくなります。褥瘡のほか、ヤケドや糖尿病による皮膚の傷口(潰瘍面)に用います。
特徴
  • 肉芽形成促進作用が優れている軟膏です。
  • 褥瘡では、肉芽組織が形成される赤色期を中心に使われます。
注意
【使用にあたり】
  • 症状により使用方法が違います。指示どおりに正しく使用してください。病院で処置されることも多いです。
  • 患部を洗浄し清潔にしてから、使用するのが基本です。

【食生活】

褥瘡においては、患部の圧迫要因を取り除くことが大切。「床ずれ」の予防には、こまめな体位変換が欠かせません。また、皮膚を清潔に保つこと、栄養状態をよくして抵抗力を高めておくなど、総合的なケアが必要です。

【備考】
  • 褥瘡は、皮膚に何らかの圧力が加わり、血流が悪くなることで生じます。その代表が「床ずれ」です。体の弱っている寝たきりの人で、長期間体位の変換ができずにいると、必ず「床ずれ」ができます。できる場所は、骨の張っているお尻などです。皮膚の組織が死んでしまうので、いろいろな細菌にも感染しやすいです。ケアが不適切ですと、傷口(潰瘍)が深くなり重症化することもあります。
  • 重い褥瘡が治っていく段階は、その色で分けられます。黒色期→黄色期→赤色期→白色期という段階です。はじめの黒色期は黒色の死んだ組織が付着している状態、次の黄色期はその黒色壊死組織が取り除かれた状態です。赤色期は、赤い肉(肉芽)が生じてくる時期で、この段階になれば感染は起こりにくくなります。さらに肉芽が盛り上がり、表皮が生じてくる時期が白色期です。それぞれの病期にもっとも適した治療薬を選ぶことが重要です。
効能 褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、糖尿病性潰瘍、下腿潰瘍)。
用法 症状及び病巣の大きさに応じて適量を使用する。潰瘍面を清拭後、1日1〜2回ガーゼなどにのばして貼布するか、又は患部に直接塗布する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 塗り薬ですので、副作用は少ないです。塗布時の刺激感や軽い痛みは、ある程度しかたありません。もしも、赤みやカユミがひどくなるようでしたら、早めに受診してください。

  • 刺激感、痛み
  • 発赤、かゆみ

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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。