概説 |
皮膚の角質を軟化させるお薬です。 |
作用 | サリチル酸には、皮膚の角質を軟化させる作用や、水虫の菌(白癬菌)をおさえる作用があります。軟膏や液剤、あるいは絆創膏に製剤して、乾癬や角化症、イボやタコ、ウオノメ、水虫などの治療に用いられています。 |
注意 |

- 【診察で】

- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- ただれのひどい患部や、傷のある部分への使用は控えます。
 【使用にあたり】
- 製剤により使用方法が違います。医師の指示どおりに使用してください。
- 指示された期間、きちんと続けましょう。
|
効能 |

- 【軟膏剤・液剤】

- 乾癬、白癬(頭部浅在性白癬、小水疱性斑状白癬、汗疱状白癬、頑癬)、癜風、紅色粃糠疹、紅色陰癬、角化症(尋常性魚鱗癬、先天性魚鱗癬、毛孔性苔癬、先天性手掌足底角化症〈腫〉、ダリエー病、遠山連圏状粃糠疹)、湿疹(角化を伴う)、口囲皮膚炎、掌蹠膿疱症、ヘブラ粃糠疹、アトピー性皮膚炎、ざ瘡、せつ、腋臭症、多汗症、その他角化性の皮膚疾患。

- 【絆創膏】

- 疣贅・鶏眼・胼胝腫の角質剥離。
|
用法 |
症状に応じて下記の濃度の軟膏剤、または液剤とし、1日1〜2回塗布または散布する。
- 小児:サリチル酸として 0.1〜3%。
- 成人:サリチル酸として 2〜10%。
- なお、疣贅、鶏眼、胼胝腫には、通常、サリチル酸として、50%の絆創膏を用い、2〜5日目ごとに取りかえる。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
|
副作用 |
外用薬ですので、副作用は少ないです。かえって赤みやカユミがひどくなる場合は早めに受診してください。
|