|  概説 | 湿布薬です。打ち身や捻挫、筋肉痛などに用います。 | 
|  作用 | 古くからある温感タイプの湿布薬です。消炎・鎮痛作用のある主成分のサリチル酸メチルのほか、カンフルやトウガラシエキスが含まれます。トウガラシエキスは、皮膚を刺激して血流を促進する役目をします。これらが、いっしょに作用して、患部の痛みや腫れがやわらぎます。 
 温感タイプなので、どちらかというと、いつまでも治りが悪く冷えて痛むときに向きます。熱をもっている急性期の痛みには、別の冷感タイプの湿布薬のほうがよいでしょう。
 | 
  
    |  注意 |  
 【診察で】
  
皮膚の弱い人や、湿布薬でカブレを起こしたことのある人は、医師に報告しておきましょう。
  
 【注意する人】
  
小さい子供では刺激感が強すぎるかもしれません。その点を考慮し、慎重に用いる必要があります。
  【使用にあたり】
 指示どおりに使用してください。ふつう、患部に1日1〜2回貼り替えます。汗をかいていたり、皮膚がぬれている場合は、患部を清潔にふいてから使用しましょう。傷や湿疹がある部位は避けてください。粘膜や目の周囲に貼るのはやめましょう。湿布薬に触れた手で、眼、鼻、口唇などの粘膜にさわらないように注意しましょう。入浴の30分以上前にはがしてください。また、入浴直後の貼付は避け、体が冷えてから使用するようにしましょう。強い刺激感を避けるためです。開封後は、薬剤が外気にふれないよう、袋の口を二重に折って十分に密閉してください。直射日光や高温の場所を避けて、涼しい所に保管しましょう。
  
 【妊娠・授乳】
  
貼り薬なので特別に危険性が高いわけではありません。妊娠中またはその可能性のある女性は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断されれば使用可能です。ただし、通常量を超える大量使用は控えたほうがよいでしょう。
 | 
  
    |  効能 | 下記における鎮痛・消炎。 | 
  
    |  用法 | 表面のプラスティック膜をはがして、患部に貼付する。1日1〜2回使用する。
 
    
      
        | ※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
 |  | 
  
    |  副作用 | 貼り薬ですので、副作用は少ないです。一過性の軽い刺激感は心配いりません。ただ、長く同じ所に貼り続けると、皮膚が弱って敏感になることがあります。もしも、皮膚に発疹や発赤を生じたり、かゆくなることがあれば、医師に相談してください。 
 
 刺激感、ヒリヒリ感過敏症(発疹、発赤、かゆみ、腫れ)
 |