概説 |
白内症を治療するお薬です。そのほか、角皮症の適応もあります。 |
作用 | 
- 【働き-1】

- 白内障は、目のレンズの水晶体が濁ってくる病気です。光がよく通らなくなるので、物がぼやけて見えるようになります。その多くは、老化にともなう老人性白内障です。このお薬は、目の水晶体の混濁をおさえ、白内症の進行を遅らせます。初期の白内障で、まだ視力が保たれている場合に用います。

- 【働き-2】

- “進行性指掌角皮症”は女性に多い皮膚病です。指や手がカサカサして発赤やかゆみをともないます。そのような症状を改善するのに、このお薬を用います。皮膚の組織を正常にする働きがあります。強い作用はあまり期待できませんが、副作用はほとんどありません。
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特徴 | 動物の耳下腺から作られる唾液腺ホルモン製剤です。 |
注意 |

- 【使用にあたり】

- 指示どおりに正しくお飲みください。白内障では、根気よく飲み続ける必要があります。

- 【備考】

- いったん混濁した水晶体を、薬で回復させることはできません。白内障が進行し日常生活が不便になってきたら手術をおこないます。比較的簡単な手術で十分な視力を回復できます。
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効能 |
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用法 |
通常、1日唾液腺ホルモンとして20〜60mg(2〜6錠)を2〜3回に分割経口服用する。なお、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用はほとんどありません。もし、発疹やかゆみなどアレルギー症状が起きたら、いったん中止し医師と相談してください。
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