PR おくすり 110番

成分(一般名) メサラジン
製品例 ペンタサ錠250mg~500mg、メサラジン顆粒50%「AKP」、アサコール錠400mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の消化器官用薬/その他/潰瘍性大腸炎治療剤

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概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用

概説 腸の炎症をしずめるお薬です。潰瘍性大腸炎やクローン病に用います。
作用潰瘍性大腸炎やクローン病は、腸に炎症を起こす病気です。慢性に推移し、活動期には下痢や血便、腹痛などが激しくなり、ときに重症化します。

このお薬は、腸の患部に作用して炎症をおさえます。炎症が軽くなれば、下痢や腹痛もしだいによくなってきます。ただし、病気の原因そのものを治すことはできません。
特徴
  • 5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤です。従来品のサラゾスルファピリジン(サラゾピリン)に近い薬剤で、有効成分のサリチル酸が腸で溶けるように改良されています。大腸だけでなく、小腸の病変にも有効なのが特徴です。また、余分な成分が含まれないので、サラゾスルファピリジンに比べ副作用が少なくなっています。
  • 新薬のアサコール錠は特殊な腸溶製剤で、pH依存型放出調整特性を持たせてあります。すなわち、pH7以上の下部消化管(回腸末端〜大腸)に到達してから、有効成分が放出されるように製剤設計されているのです。このため、とくに下部消化管病変に対する効果が期待されています。
注意
【診察で】
  • 持病のある人は医師に伝えておきましょう。
  • 今までに薬を飲んで発疹などアレルギー症状を起こしたことのある人は、その薬の名前を医師に教えてください。
  • 妊娠出産を希望される人は、事前に医師と相談しておきましょう。

【注意する人】

肝臓や腎臓の悪い人は、慎重に用いる必要があります。病状によっては使用できません。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方を守ってください。症状によって飲む量が違います。また、ペンタサ錠とアサコール錠は、製剤特性が違うので、用法用量が異なります。医師の指示どおりにしてください。
  • とくに活動期には、多めになることがあります。徐々に効果がでてきますので、根気よく続けましょう。症状が落ち着けば、減量することも可能です。
  • ペンタサ錠は二分割して飲めます。ただし、それ以上砕いたり、噛んで飲んではいけません。アサコール錠は、割ったり噛んだりしないで、そのまま飲んでください。
  • 便のなかに錠剤の破片が見つかることがあります。ペンタサ錠では白色、アサコール錠では茶色い殻が残ります。いずれも、錠剤表面のコーティング剤ですので問題ありません。
  • 包装(シート)のまま湿気を避けて保管してください。服用直前に包装から取り出すようにしましょう。

【検査】

定期的に決められた検査を受け、副作用をチェックするようにしましょう。

【備考】

潰瘍性大腸炎やクローン病の治療には、この薬のほか、ステロイド薬や免疫抑制薬が用いられます。また、腸の安静と栄養補給を目的に、特殊な栄養剤を経口あるいは経腸的に使用することがあります。
効能
【ペンタサ、その他】
  • 潰瘍性大腸炎(重症を除く)
  • クローン病

【アサコール】

潰瘍性大腸炎(重症を除く)
用法
【ペンタサ、その他】
<潰瘍性大腸炎>
  • 通常、成人はメサラジンとして1日1500mgを3回に分けて食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2250mgを上限とする。ただし、活動期には、必要に応じて1日4,000mgを2回に分けて服用することができる。
  • 通常、小児はメサラジンとして1日30〜60mg/kgを3回に分けて食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2250mgを上限とする。
<クローン病>
  • 通常、成人はメサラジンとして1日1500mg〜3000mgを3回に分けて食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜減量する。
  • 通常、小児はメサラジンとして1日40〜60mg/kgを3回に分けて食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

【アサコール】

通常、成人はメサラジンとして1日2,400mgを3回に分けて食後経口服用するが、活動期には、1日3,600mgを3回に分けて食後経口服用する。なお、患者の状態により適宜減量する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 病気自体の症状かもしれませんが、この薬の副作用で腹痛や吐き気、下痢などを起こす可能性があります。発疹やかゆみなど皮膚症状がでることもあります。

重い副作用としては、肝炎、肺障害、血液障害、腎炎などが報告されています。これらはきわめてまれな副作用ですが、定期的な検査で早く見つけることが大事です。ひどい倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる、咳や息切れ、呼吸困難などがあらわれた場合は医師に連絡してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。
  • 過敏性肺障害(好酸球性肺炎、間質性肺炎など)..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉出血など出血傾向。
  • 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
  • 心筋炎、心膜炎、胸膜炎..胸が痛い、息苦しい。
  • 膵炎..上腹部〜背中の強い痛み、吐き気、吐く。

【その他】
  • 腹痛、下痢、吐き気
  • 発疹、かゆみ

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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。