概説 |
胃の粘膜を丈夫にするお薬です。胃炎や胃潰瘍の治療に用います。 |
作用 | 
- 【働き】

- 胃の粘膜が弱ると、胃酸の刺激で、胃炎や胃潰瘍(胃粘膜の傷)を起こしやすくなります。
このお薬は、胃の粘膜を丈夫にします。そして、胃酸に対する抵抗力を高め、胃炎や胃潰瘍の治りをよくします。また、鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを予防します。

- 【薬理】

- 胃を守る粘液を増やしたり、胃粘膜の血流をよくすることで、胃酸に対する防御機能を高めます。傷ついた組織の修復を助ける作用もあります。
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特徴 |
- 胃酸に対する「防御因子増強薬」です。強い作用があるとはいえませんが、副作用はほとんどありません。この部類で、一番よく処方されています。
- 胃炎や胃潰瘍の治療に広く用いられています。鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを予防する目的で、いっしょに処方されることも多いです。
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注意 |

- 【診察で】

- 持病のある人や、服用中の薬は医師に伝えておきましょう。

- 【使用にあたり】

- 指示どおりにお飲みください。ふつう、1日3回飲みます。他の薬と併用することも多いです。
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効能 |

- 【効能A】

- 胃潰瘍

- 【効能B】

- 次の疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善//急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
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用法 |

- 【効能A】

- 通常、成人は1回レバミピドとして100mg(ムコスタ錠100:1錠、ムコスタ顆粒20%:0.5g)を1日3回、朝、夕及び就寝前に経口服用する。

- 【効能B】

- 通常、成人は1回レバミピドとして100mg(ムコスタ錠100:1錠、ムコスタ顆粒20%:0.5g)を1日3回経口服用する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
安全性の高いお薬です。副作用はまずありません。ショックや血液障害、肝障害の報告がありますが、頻度的にきわめてまれです。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- ショック、アナフィラキシー様症状..気持ち悪い、胸苦しい、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、咳、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
- 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
- 肝臓の障害..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
 【その他】
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