概説 |
胃の粘膜を丈夫にするお薬です。胃炎や胃潰瘍の治療に用います。 |
作用 | 
- 【働き】

- 胃の粘膜が弱ると、胃酸の刺激で、胃炎や胃潰瘍(胃粘膜の傷)を起こしやすくなります。
このお薬は、胃の粘膜を丈夫にします。そして、胃酸に対する抵抗力を高め、胃炎や胃潰瘍の治りをよくします。また、鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを予防します。

- 【薬理】

- 胃を守る粘液を増やしたり、胃粘膜の血流をよくすることで、胃酸に対する防御機能を高めます。傷ついた組織の修復を助ける作用もあります。
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特徴 |
- 胃酸に対する「防御因子増強薬」です。強い作用があるとはいえませんが、副作用はほとんどありません。この部類で、もっとも処方されている薬剤の一つです。
- 胃炎や胃潰瘍の治療に広く用いられています。鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを予防する目的で、いっしょに処方されることも多いです。
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注意 |

- 【診察で】

- 持病のある人や、服用中の薬は医師に伝えておきましょう。

- 【使用にあたり】

- 指示どおりにお飲みください。ふつう、1日3回毎食後に飲みます。他の薬と併用することも多いです。
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効能 |
- 胃潰瘍
- 次の疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善//急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
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用法 |
- カプセル50mg..通常成人、3カプセル(テプレノンとして150mg)を1日3回に分けて食後に経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 細粒10%..通常成人、細粒1.5g(テプレノンとして150mg)を1日3回に分けて食後に経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
安全性の高いお薬です。副作用はまずありません。まれに、肝機能値に異常があらわれたりします。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
 【その他】
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