概説 |
気管を広げ、咳を止めるお薬です。 |
作用 | 気管支に炎症を生じ気道が狭くなると、ゼーゼーしたり、咳がでやすくなります。
このお薬は、そのような咳に向いています。気管支にあるβ受容体を刺激して、気管を広げます。そのほか、弱い抗アレルギー作用があるので、じん麻疹にも適応します。 |
特徴 |
- エフェドリンに比べ、血管や心臓に対する作用が弱いので、血圧上昇や不整脈の副作用が少ないです。
- 子供のかぜを含め、咳の治療に広く処方されています。他の薬と混ぜて調合することも多いです。
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注意 |
 【診察で】
- 持病のある人は医師に伝えておいてください。
- 服用中の薬を医師に教えてください。

- 【注意する人】

- 病気によっては、その症状を悪化させるおそれがあります。甲状腺機能亢進症、高血圧症、心臓病、糖尿病のある人は慎重に用いる必要があります。医師とよく相談してください。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- ある種の薬と併用すると、動悸や不整脈の副作用がでやすくなります。服用中の薬は、市販薬も含め医師に報告しておきましょう。
- 飲み合わせの悪い薬..イソプロテレノール(イソメニール、プロタノール)など。
- 飲み合わせに注意..レボチロキシン(チラーヂン)、テオフィリン(テオドール)、ステロイド薬、利尿薬など。

- 【使用にあたり】

- 指示された用法用量どおりに、正しくお飲みください。

- 【検査】

- 長く続けるときは、定期的に血液検査を受けるようにしましょう。カリウム値などに異常がないか調べます。
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効能 |
- 次の疾患に伴う咳喇//気管支喘息、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)。
- じん麻疹、湿疹。
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用法 |
メチルエフェドリン塩酸塩として、通常成人1回25〜50mg(散10%として0.25〜0.5g)を、1日3回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用は少ないほうです。量が多いと、動悸(ドキドキ感)や頭痛、手の震えなどがあらわれます。ひどいときや長く続くときは、早めに医師に相談してください。少し量を減らしたほうがよいかもしれません。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 低カリウム血症..だるい、筋力低下(力が入らない)、便秘、動悸、脈の乱れ。
 【その他】
- 動悸(ドキドキ感)、顔面蒼白
- 指や手のふるえ
- 頭痛、不眠、めまい
- 吐き気、食欲不振、口の渇き
- イライラ感、不安感
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