概説 |
めまいや吐き気を抑えるお薬です。乗り物酔いにも使用します。 |
作用 | 
- 【働き】

- めまいや嘔吐にかかわる神経をしずめます。メニエール症候群に有効なほか、船酔い・車酔いなどの動揺病に用います。

- 【薬理】

- 内耳迷路、嘔吐中枢に抑制的に作用します。
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注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 閉塞隅角緑内障のある人は禁止されています。眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがあるためです。前立腺肥大などで尿の出にくい人も避けます。
- 適さないケース..閉塞隅角緑内障、前立腺肥大症。
- 注意が必要なケース..開放隅角緑内障、てんかん、甲状腺機能亢進症、急性腎炎。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- 安定剤など脳をしずめる薬と併用すると、作用が強くなりすぎたり、副作用がでやすくなります。服用中の薬は医師に伝えておいてください。アルコールも控えるようにしましょう。
- 飲み合わせに注意..中枢神経抑制薬(安定剤など)、キサンチン系薬剤(テオフィリン、カフェインなど)、中枢神経興奮薬(エフェドリン、マオウなど)など。
 【使用にあたり】
- 症状によって、飲む量、飲み方が異なります。指示どおりに正しくお飲みください。
- かみくだくと苦味があり、舌がしびれたりします。かまずに飲んでください。

- 【食生活】

- 眠くなることがあるので、車の運転や危険な作業は避けましょう。
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効能 |
下記の疾患又は状態に伴う悪心・嘔吐・めまい。
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用法 |
通常成人1回1錠を経口服用する。必要により1日3〜4回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
わりと多い副作用は、眠気やだるさ、頭が重い感じ、口の渇きなどです。これらは、それほど心配いりませんが、車の運転など危険な作業は控えるようにしてください。
 【その他】
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