概説 |
「めまい」を治すお薬です。 |
作用 | 耳の奥の内耳の循環が悪いと、めまいや耳鳴りを起こします。このお薬には、脳や内耳の血流をよくしたり、内耳液を正常化する作用があります。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 心血管系に悪い影響をおよぼすおそれがあるので、高血圧や心臓病のある人は慎重に用います。喘息の薬を飲んでいる人も、注意が必要です。
- 適さないケース..重い心臓病、頭部や首の外傷直後
- 注意が必要なケース..高血圧症、心臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症のある人、喘息の薬を飲んでいる人など。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- 強心薬や気管支拡張薬と併用すると、不整脈を起こすおそれがあります。
- 飲み合わせの悪い薬..エピネフリン、エフェドリン、メチルエフェドリンなど。
- 飲み合わせに注意..気管支拡張薬(β2刺激、テオフィリン)、ステロイド薬、利尿薬。
 【使用にあたり】
- 症状によって、飲む量、飲み方が異なります。指示どおりに正しくお飲みください。
- 徐放製剤ですので、かまずに飲んでください。
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効能 |
内耳障害に基づく「めまい」。 |
用法 |
通常1回1〜2カプセルを1日3回経口服用する(dl-イソプレナリン塩酸塩として22.5〜45.0mg/日)。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
人によっては、動悸(ドキドキ感)を起こすことがあります。ひどいときは、早めに受診するようにしてください。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 低カリウム血症..だるい、筋力低下(力が入らない)、便秘、動悸、脈の乱れ。
 【その他】
- 動悸、頻脈、息切れ
- 吐き気、食欲不振
- 頭痛、頭重感、手足のふるえ
- 発疹
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