概説 |
めまいや吐き気をおさえるお薬です。乗り物酔いにも使用します。 |
作用 | 
- 【働き】

- めまいや嘔吐にかかわる神経をしずめます。メニエール症候群に有効なほか、船酔い・車酔いなどの動揺病にも用います。

- 【薬理】

- 内耳迷路、嘔吐中枢に抑制的に作用します。
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注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 子供、てんかん、甲状腺機能亢進症、急性腎炎などのある人は、慎重に用いる必要があります。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- 安定剤など脳をしずめる薬と併用すると、作用が強くなりすぎたり、副作用がでやすくなります。服用中の薬は医師に伝えておいてください。アルコールも控えるようにしましょう。

- 【使用にあたり】

- 症状によって、飲む量、飲み方が異なります。指示どおりに正しくお飲みください。

- 【食生活】

- 眠くなることがあるので、車の運転や危険な作業は避けましょう。
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効能 |
- 次の疾患又は状態に伴う悪心・嘔吐・眩暈//動揺病、メニエール症候群、放射線宿酔
- 手術後の悪心・嘔吐
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用法 |
ジメンヒドリナートとして、通常、成人1回50mg(1錠)を1日3〜4回経口服用する。予防のためには、その30分から1時間前に1回50〜100mg(1〜2錠)を経口服用する。ただし原則として1日200mg(4錠)を超えないこと。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
眠気やだるさ、頭が重い感じ、口の渇きなどがあらわれることがあります。重い副作用はまずありません。眠気は比較的多いですから、車の運転をふくめ危険を伴う機械の操作や作業は控えたほうがよいでしょう。
 【その他】
- 眠気、だるい、頭重感、頭痛、めまい
- 口の乾き、胸やけ
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