概説 |
鼻の充血をとるお薬です。鼻づまりのひどいときに用います。 |
作用 | 強い血管収縮作用があり、速効性です。鼻の充血や腫れがとれ、鼻の通りがとてもよくなります。ただし、対症療法薬ですので、その効果は一時的です。病気の原因そのものを治すことはできません。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 微量が体内に吸収され、心血管系に悪い影響をおよぼすおそれがあります。高血圧症や心臓病の人は慎重に用います。
- 注意が必要なケース..高血圧症、心臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症のある人など
 【使用にあたり(点鼻)】
- 点鼻方法や点鼻回数は、説明書に従ってください。一般的に急性充血期に限って用います。長期の連用は好ましくありません。
- 鼻水があるようでしたら、鼻をかんでおきます。なるべく仰向けに寝て、頭を後ろに傾け、鼻の中に2〜4滴たらしてください。鼻の奥まで届くように、そのままの姿勢で数秒間鼻で静かに呼吸して下さい。

- 【備考】

- 長く続けていると効き目が悪くなり、普段の鼻づまりがかえってひどくなってしまいます。したがって、長期の連用は避けなければなりません。症状のひどいときだけ頓用するか、ごく短期間の使用にとどめましょう。
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効能 |
- 上気道の諸疾患の充血・うっ血。
- 上気道粘膜の表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長。
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用法 |
- 通常、成人鼻腔内には、1回2〜4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1〜2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2〜4滴の割合で添加する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
局所的な副作用としては、熱感、刺激痛、乾燥感などがみられます。大量に用いると、動悸や頭痛など全身的な副作用がでる可能性もあります。
また、長期に続けていると、効き目が悪くなったり、かえって鼻づまりがひどくなります。医師から指示された範囲内で、必要最小限の使用にとどめましょう。
- 熱感、刺激痛、乾燥感、かゆみ、過敏症状
- 動悸、頭痛、めまい、血圧上昇、不眠、眠気(子供)
- 反応性の低下、二次充血..長期連用で効き目が悪くなる、かえって充血や鼻づまりがひどくなる
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