概説 |
白内障の進行を遅らせる目薬です。 |
作用 | 白内障は、目のレンズの水晶体が濁ってくる病気です。光がよく通らなくなるので、物がぼやけて見えるようになります。その多くは、老化にともなう老人性白内障です。この目薬は、水晶体を曇らせる蛋白変性をおさえ、白内障の進行を遅らせます。初期の白内障で、まだ視力が保たれている場合に用います。 |
注意 |
 【使用にあたり】
- 症状により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。
- 説明書の手順でよく溶解してください(溶解済みのこともあります)
- 点眼のとき、冷所に保存した点眼液は、薬液が連続して落ちる場合があるので、点眼する前にしばらく容器を手で温めてから、小キャップのみをはずして点眼してください。
- 1滴点眼したあと、ゆっくりと目を閉じ、まばたきをしないで1分間そのまま目を閉じていてください。
- 特別な指示がなければ1滴で十分です。うまく命中しなかったときだけ、もう1滴差せばよいでしょう。
- 点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないよう注意しましょう。汚染防止のためです。
- 点眼液が目の回りに付いたり、あふれ出たときは すぐ拭き取ってください。
- 他の点眼液と併用する場合は、点眼間隔を5分以上あけてください。
- 溶解後は涼しい所に保存し、3週間以内に使用してください(カタリン)。
 【備考】
- 白内障の進行防止のために、長期に使用することが多いです。副作用はほとんどありませんので、根気よく続けるようにしてください。
- いったん混濁した水晶体を、薬で回復させることはできません。白内障が進行し日常生活が不便になってきたら手術をおこないます。比較的簡単な手術で十分な視力を回復できます。
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効能 |
初期老人性白内障 |
用法 |
- カタリン点眼液..錠剤を添付溶解液に用時溶解し、1回1〜2滴を1日3〜5回点眼する。
- カタリンK点眼用..顆粒を添付溶解液に用時溶解し、1回1〜2滴、1日3〜5回点眼する。
- カリーユニ点眼液..用時よく振り混ぜたのち、1回1〜2滴、1日3〜5回点眼する。
- その他..説明書の通りに。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
長期使用においても、副作用はほとんどありません。点眼後、かえって充血やカユミがひどくなるようでしたら、早めに受診してください。
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