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成分(一般名) チモロール マレイン酸塩
製品例 チモプトール点眼液0.25~0.5%、チモプトールXE点眼液0.25~0.5%、リズモンTG点眼液0.25~0.5% ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 眼科用剤/β遮断剤/緑内障・高眼圧症治療剤

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概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用

概説 眼圧を下げる目薬です。緑内障、高眼圧症の治療に用います。
作用目の中では、房水と呼ばれる水分が循環しています。その役目は、目に栄養分を供給し、また眼圧を一定に保つことです。ところが、房水が充満しすぎると、眼圧が上がり視神経を圧迫してきます(高眼圧症)。そのままでいると、視神経が弱って視力が落ち、視野が欠けたりします。このような状態が「緑内障」です。

緑内障は、大きく2つのタイプに分かれます。「閉塞隅角緑内障」と「開放隅角緑内障」です。閉塞隅角緑内障は、房水の排水路が虹彩でふさがれてしまうタイプです。ときに、激しい急性症状を起こします。この場合、即刻に治療する必要があります。一方、開放隅角緑内障は、中高年の人に多くみられる慢性タイプです。排水口が目詰まりして房水がたまりやすくなっています。自覚症状はあまりありませんが、ゆっくりと進行し、そのまま放置すると視野に異常がでてきます。

緑内障の治療は、過剰な房水を減らして、眼圧を下げることです。この目薬には、房水の産生をおさえる作用があります。
特徴緑内障の治療には、まずこの系統(β遮断薬)の目薬が使われるものです。瞳孔に作用しないので、暗く見えたり、まぶしく見えることがありません。
注意
【診察で】
  • 喘息のある人は使用できません。持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。

【注意する人】

ごく少量が体内に吸収され、全身的な副作用があらわれることがあります。とくに、喘息を誘発するおそれがあるので、もともと喘息のある人は使用できません。また、心臓病など循環器系に病気のある人も慎重に使用する必要があります。

  • 適さないケース..喘息のある人。
  • 注意が必要なケース..心臓の悪い人(心不全、不整脈など)、コントロール不十分な糖尿病の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

心臓や高血圧の薬と相互作用を起こす可能性があります。服用中の薬は医師に伝えておきましょう。

【使用にあたり】
  • 点眼方法や点眼回数は、説明書に従ってください。決められた方法で点眼することが大切です。
  • できるだけ仰向けの状態で点眼するようにします。1滴点眼したあと、ゆっくりと目を閉じ、まばたきをしないで1〜5分間そのまま目を閉じていてください。このとき、目頭を指で押さえておくと鼻や口に薬が回らず苦い思いをしなくて済みますし、全身性の副作用の予防にもなります。
  • 特別な指示がなければ1滴で十分です。うまく命中しなかったときだけ、もう1滴さすようにすればよいでしょう。むやみに何滴もさすと、全身の副作用がでやすくなり危険です。
  • 点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意しましょう(薬液汚染防止のため)
  • 点眼液が目の回りに付いたり、目からあふれ出たときは、すぐ拭き取るようにしてください(皮膚がかぶれることがあります)。
  • 他の点眼薬と併用しているときは、点眼間隔を5分以上あけてください(持続性製剤は10分以上あけて、最後に点眼)。
効能 緑内障、高眼圧症
用法

【一般】

通常、0.25%製剤を1回1滴、1日2回点眼する。なお、十分な効果が得られない場合は0.5%製剤を用いて1回1滴、1日2回点眼する。

【持続性製剤】

通常、0.25%製剤を1回1滴、1日1回点眼する。 なお、十分な効果が得られない場合は0.5%製剤を用いて1回1滴、1日1回点眼する。(チモプトールXE、リズモンTG)

  • 注意:他の点眼剤を併用する場合には、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて使用すること。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 目の局所の副作用としては、刺激感、充血、かゆみ、かすみ目などがみられます。ときに、目にゴロゴロ感や乾燥感を生じ、角膜に傷ができることもあります。痛みがひどいときは、早めに受診してください。

微量ながら有効成分が体内に吸収されます。喘息発作を誘発したり、心臓や血圧に悪い影響をおよぼす可能性があります。重症化することはまずありませんが、念のため注意してください。なお、目薬の全身への吸収は、点眼のしかたである程度防ぐことができます。決められた方法で点眼することが大切です。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 眼類天疱瘡..目のひどい充血・腫れ、強い痛み
  • 喘息発作の誘発..咳き込む、ゼーゼー・ヒューヒュー息をする、息苦しい。
  • 心不全、心ブロック、高度な徐脈..息苦しい、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、脈が飛ぶ、脈が1分間50以下、めまい、気が遠くなる、失神。

【その他】
  • 刺激感、しみる、かゆみ、かすんで見える
  • まぶたの腫れ、充血
  • 目の乾燥感、角膜障害
  • 頭痛、めまい、徐脈、動悸、低血圧

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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。