概説 |
真菌を殺菌する目薬です。真菌による目の病気に用います。 |
作用 | カビの仲間を真菌といいます。真菌が目に感染することは少ないのですが、抵抗力の落ちている人や、ステロイド点眼薬を長期に使用している場合など注意が必要です。この目薬の有効成分ピマリシンは、真菌を殺菌する抗真菌薬です。角膜真菌症に適応します。 |
注意 |

- 【診察で】

- アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
 【使用にあたり(点眼液)】
- 症状により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。ふつう、1日6〜8回点眼します。根気よく続けてください。
- よく振りまぜてから使用します。
- 1滴点眼したあと、ゆっくりと目を閉じ、まばたきをしないで1分間そのまま目を閉じていてください。
- 特別な指示がなければ1滴で十分です。うまく命中しなかったときだけ、もう1滴さすようにすればよいでしょう。
- 点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意しましょう(薬液汚染防止のため)
- 他の点眼薬と併用しているときは、5分間以上の間隔をあけて点眼してください。
- 点眼液が目の回りに付いたり、目からあふれ出たときは、すぐ拭き取るようにしてください(かぶれることがあります)。
 【使用にあたり(眼軟膏)】
- 下まぶたに付けた軟膏が、徐々に目の中に広がり効果を発揮します。一般的な使い方は以下の手順です。手はきれいに洗っておきましょう。
- 鏡を見ながら下まぶたを引き下げてください。チューブをしぼりながら、下まぶたに軟膏を付着させます。このとき、容器の先端がまぶたやまつ毛に触れないよう注意してください。最後に、まぶたを閉じ、ごく軽く数回マッサージをします。ただし、手術後や目に傷があるときは、マッサージしないでそのままでいてください。
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効能 |
角膜真菌症 |
用法 |
- 点眼液..用時よく振り混ぜた後、通常1回1〜2滴、1日6〜8回点眼する。なお、症状により適宜回数を増減する。
- 眼軟膏..通常、1回適量を1日4〜5回塗布する。なお、症状により適宜回数を増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用はほとんどありません。かえって、充血や痛みがひどくなるときは、早めに受診してください。
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