PR おくすり 110番

成分(一般名) ジスチグミン臭化物
製品例 ウブレチド錠5mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 自律神経剤/四級アンモニウム塩剤/重症筋無力症・排尿障害治療薬(コリンエステラーゼ阻害薬)

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概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用

概説 筋肉の収縮を助け、排尿をスムーズにするお薬です。排尿困難や重症筋無力症に用います。
作用

【作用-1】

膀胱の収縮を助け、排尿をスムーズにします。手術後や神経因性膀胱などで、尿がうまく出ないときに用います。比較的ゆっくりと、持続的に作用します。

【作用-2】

重症筋無力症は、筋肉の力が弱くなる病気です。まぶたが垂れ下がったり、飲み込みにくくなったり、手足に力が入らなくなってきます。このような症状が起こるのは、筋肉の神経の受容体が自己免疫により障害を受けるためです。

このお薬は、筋肉を収縮させるアセチルコリンという神経伝達物質を増やします。そうすることで、筋肉の神経の働きをよくし、筋力を回復させます。ただし、対症療法薬ですので、病気の原因そのものを治すことはできません。
特徴昔からある代表的なコリンエステラーゼ阻害薬です。おもに、排尿障害の治療に使われています。最近は、重症筋無力症の治療にはあまり処方されません。コリン作動性クリーゼと呼ばれる重篤な副作用に注意が必要です。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
  • コリン作動性クリーゼという副作用について十分説明を受けてください。その対処法や注意事項をよく理解したうえで治療にあたりましょう。

【注意する人】
  • 尿路が閉塞している場合や、腸に通過障害のある人は使用できません。この薬により、それらの症状が悪化するおそれがあるためです。
  • 高齢の人や腎臓の働きが悪い人は、薬の排泄が遅れがち。そのため少量から開始するなど服用量に配慮が必要です。
  • 喘息や甲状腺機能亢進症、心臓病、胃潰瘍、てんかん、パーキンソン病、糖尿病、これらのある人はその病状の悪化に注意するなど慎重に用いるようにします。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • アセチルコリン作用を強めるコリン作動薬またはコリンエステラーゼ阻害薬との併用により、副作用の発現リスクが高まります。前者には慢性胃炎や排尿困難に用いるベタネコール(ベサコリン)、後者には認知症治療薬のドネペジル(アリセプト)などがあります。
  • 逆に、一部の胃腸薬など抗コリン作用をもつ薬剤は、この薬の作用を打ち消し効果を弱めてしまう可能性があります。市販薬を含め、服用中の薬は必ず医師に伝えておきましょう。

【使用にあたり】
  • 決められた用法・用量を厳守してください。服用量は病状により違います。排尿困難に対しては、原則1日1回1錠(5mg)までとします。効果の発現はゆるやかですが、半日以上効果が持続します。
  • 重症筋無力症の場合は、1日1錠(5mg)から開始し、医師が効果や副作用をチェックしながら慎重に適用量を決めます。多く飲みすぎると中毒を起こしますし、少ないと病状が悪化します。
  • 飲み忘れにも注意してください。万一飲み忘れた場合、2回分を同時に飲んではいけません。
  • コリン作動性クリーゼを疑わせる以下のような症状があらわれたら、飲むのをやめ直ちに医師と連絡をとり指示を仰いでください。その初期症状としては、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、発汗、唾液過多、気道分泌過多(ゼーゼー)、徐脈(脈が遅い)、縮瞳(暗く見える)、呼吸困難(息苦しい)などがあげられます。
効能

【効能A】

手術後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難

【効能B】

重症筋無力症
用法

【効能A】

ジスチグミン臭化物として、成人1日5mgを経口服用する。

【効能B】

ジスチグミン臭化物として、通常成人1日5〜20mgを1〜4回に分割経口服用する。なお、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 比較的多いのは、吐き気や嘔吐、下痢や腹痛、腹鳴などの胃腸症状です。発汗や尿失禁、筋肉けいれんなどもみられます。また、ときに膀胱の出口が収縮してしまい、かえって尿の出が悪くなることがあります。

薬が効きすぎると、「コリン作動性クリーゼ」と呼ばれる重い中毒症状を引き起こします。とくに飲み始めの2週間、あるいは増量時、また高齢の人など要注意です。初期症状として、上記のような胃腸症状をはじめ、異常な発汗、唾液過多、気道分泌過多(ゼーゼー)、徐脈(脈が遅い)、縮瞳(暗く見える)、呼吸困難(息苦しい)などがあらわれます。このような場合は、服用をいったん中止し、直ちに医師と連絡をとりましょう。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • コリン作動性クリーゼ(急性中毒)..腹痛、下痢、吐き気、吐く、汗が多い、暗く見える、脈が遅い、全身脱力、唾液が急に増える、痰がからみゼーゼーする、呼吸が苦しい。
  • 狭心症、不整脈..動悸、胸の痛みや違和感、気が遠くなる、失神。

【その他】
  • 下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、腹鳴
  • 発汗、唾液過多、尿失禁、頻尿
  • めまい、頭痛、動悸、筋肉けいれん

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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。