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成分(一般名) ゾニサミド
製品例 トレリーフ錠25mg、トレリーフOD錠25mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 抗パーキンソン剤/その他/レボドパ賦活型パーキンソン病治療薬

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概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用

概説 パーキンソン病のお薬です。
作用

【働き】

パーキンソン病では、脳内の神経伝達物質「ドパミン」が不足しています。そのため、ドパミン系の神経の働きが悪くなり、手足のふるえ、こわばり、体の動作が不自由になるといった症状がでてきます。

このお薬は、そのようなパーキンソン病症状を改善します。ふつう、病状が進行し基本薬のレボドパ含有製剤や他の治療薬で効果不十分な場合に追加併用します。レボドパの作用増強および作用延長効果を示し、症状安定と運動能力の改善につながります。

【薬理】

正確なところは未解明ですが、やや選択的にB型のMAO活性を阻害し、またチロシン水酸化酵素活性を亢進することにより、ドパミンの分解抑制ならびに合成促進をもたらすと推察されています。
特徴
  • 有効成分ゾニサミドの従来の効能は“てんかん”に対するものでした。ところが、パーキンソン病に併発した“けいれん”の治療に用いたところ、以外にもパーキンソン病にも効果がみられたのです。そこで、パーキンソン病を新効能として開発が進められ、新たな薬として承認申請する運びとなりました。
  • 臨床試験では、レボドパ含有製剤との併用により運動能力の改善、日常生活動作の向上、症状安定(off時間短縮)が認められています。
  • パーキンソン病に対する用量は、てんかんの用量に比べはるかに少ないです。服用回数も1日1回で済みます。ただし、単独ではなくレボドパ含有製剤と併用しなければなりません。
注意
【診察で】
  • 持病のある人やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 妊娠中もしくはその可能性のある人は医師に申し出てください。
  • 別の薬を使用している場合は、その薬を医師に教えてください。

【注意する人】
  • 妊娠中は使用できません。
  • 重い肝臓病のある人は慎重に使用します。
  • 汗が出にくくなることがあるので、とくに夏、高温の場所で働く人など体温の上昇に注意する必要があります。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 他の抗てんかん薬を追加・増量、あるいは減量・中止する場合は、血中濃度の変動に注意する必要があります。
  • アミトリプチリン(トリプタノール)やアモキサピン(アモキサン)など三環系抗うつ薬との併用により、副作用が強まるおそれがあります。
  • フェノチアジン系やブチロフェノン系など一部の安定剤と併用すると、両方の薬の作用が弱まるおそれがあります。

【使用にあたり】
  • ふつう、1日1回1錠だけ飲みます。レボドパ製剤など他の治療薬と併用する必要があります。
  • 自分だけの判断で中止してはいけません。急に飲むのをやめると、その反動で具合が悪くなることがあります。

【検査】

効果や副作用をチェックするため、定期的に検査をおこないます。とくに、肝臓や腎臓、血液の検査が大事です。

【妊娠授乳】

妊娠中は使用できません。妊娠出産を予定している女性は、事前に医師と相談してください。

【食生活】
  • 眠気を催したり、注意力や集中力、反射運動能力が低下することがあります。車の運転など危険な作業は避けてください。
  • 発汗減少により体温が上昇するおそれがあります。とくに夏、炎天下での運動や、高温環境での仕事はできるだけ控えましょう。
効能 パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)
用法 本剤は、レボドパ含有製剤と併用する。通常、成人にゾニサミドとして、1日1回25mgを経口服用する。なお、パーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善には、1日1回50mgを経口服用する。
  • 注意:本剤の1日50mg投与において、1日25mg投与時を上回るon時の運動機能の改善効果は確認されていない。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 少量で済むので副作用の心配はそれほどありません。比較的多いのは眠気と吐き気などの胃腸症状です。気力の低下や幻視・幻覚などの精神症状もみられます。幻視では、たとえば不快な虫が見えたりします。精神症状は高齢の人にでやすいので、ご家族や介護の方も十分に注意しましょう。

めったにありませんが、重い副作用として“悪性症候群”が知られています。とくに、この薬を含め抗パーキンソン病薬の中止時や急激な減量時に要注意です。自分だけの判断で急に薬を止めてしまうのも非常に危険です。万一、高熱、ひどい汗、体のこわばり、意識の乱れなどが現れたら、直ちに医師に連絡してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 悪性症候群(Syndrome malin)..動かず黙り込む、体の硬直、飲み込めない、急激な体温上昇、発汗、頻脈、ふるえ、精神変調、意識障害。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 遅発性の重い過敏症状..発疹、発熱、だるい、吐き気、リンパ節の腫れ、皮膚や白目が黄色くなる。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
  • 急性腎障害..尿が少ない・出ない、むくみ、尿の濁り、血尿、だるい、吐き気、頭痛、のどが渇く、けいれん、血圧上昇。
  • 間質性肺炎..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 横紋筋融解症..手足のしびれ・こわばり、脱力、筋力低下、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿。
  • 腎結石、尿路結石..排尿時の痛み、下腹部・横腹・腰・背中の激しい痛み、尿の濁り、血尿。
  • 発汗減少に伴う熱中症..体温上昇、吐き気、意識がうすれる
  • 幻覚、妄想、せん妄、錯乱..本当ではない声や音が聞こえる、実際にいない虫や動物・人が見える、誤った思い込み、非現実な体験、もうろう状態、混乱・興奮、取り乱す。

【その他】
  • 眠気、気力低下、めまい、ふらつき、頭痛
  • 食欲不振、吐き気、口の渇き
  • 口の周囲や手足が勝手に動く
  • 発疹、かゆみ、発汗減少
  • だるさ、脱力感、血圧低下、動悸

概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
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おくすり110番

注意! すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う、「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。