概説 |
頭痛のお薬です。 |
作用 | 古くからある鎮痛処方です。ピリン系鎮痛薬のアンチピリンと、鎮痛効果を高めるカフェインが配合されています。 |
特徴 | ピリン系の鎮痛薬です。切れ味のよい作用があるのですが、アレルギーや血液の副作用がでやすいのが欠点です。最近はあまり使われません。 |
注意 |
 【診察で】
- アレルギーのある人は医師に報告しておいてください。
- 胃腸の悪い人、腎臓や肝臓の悪い人、喘息など持病のある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。

- 【注意する人】

- ピリンアレルギーの人は飲んではいけません。アレルギー体質の人は慎重に用いるようにします。
- 適さないケース..ピリンアレルギー。
- 注意が必要なケース..アレルギー体質(薬物アレルギー、じん麻疹、アレルギー性鼻炎,食物アレルギー、喘息・・)、血液の病気、肝臓病、腎臓病のある人など。
 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 市販のかぜ薬や鎮痛薬との併用は控えてください。服用中の薬は、医師に伝えておきましょう。
- 飲酒は控えめにしてください。多量のアルコールは、胃や肝臓の副作用をでやすくします。
 【使用にあたり】
- 決められた用法用量の範囲でご使用ください。予防的な長期連用は避けます。
- 多めの水で飲むとよいでしょう。胃の刺激が少なくなります。
- 原則として、頭痛発現時に頓服します。できるだけ短期間の使用にとどめましょう。

- 【妊娠授乳】

- 妊娠中はできるだけ控えます。どうしても必要な場合は、必要最小限の範囲で用います。
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効能 |
頭痛。 |
用法 |
ミグレニンとして、通常成人1日1.0gを2〜3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、長期連用は避けること。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
多くはありませんが、人によってはショックや重いアレルギー症状を起こすおそれがあります。ピリンアレルギーの人は使用しないでください。長期使用では、腎臓や肝臓の働きが悪くなったり、血液に異常を生じることがあります。できるだけ短期の使用にとどめましょう。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- ショック..気持ち悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、耳鳴り、息苦しい、胸苦しさ、めまい、脈が速い・弱い、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
- 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
- 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
- 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
- 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
 【その他】
- 発疹、じんま疹、発赤、かゆみ。
- 胃痛、吐き気、吐く、食欲不振。
- 肝臓や腎臓の働きが落ちる。
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