★経口避妊薬の使用ポイント
最後に、経口避妊薬の服用にあたっての注意点等を簡単にまとめてみます。
- 飲み始めの最初の1週間はコンドームなど他の避妊法を併用する。
- 飲み始めの不正出血、吐き気、頭痛、乳房痛などは、徐々になくなることが多い。
- 決められた順序で、毎日決まった時間に服用する(7日間休薬するタイプもあります)。
- 飲み忘れが増えると、避妊に失敗する率が高くなるので注意。
- 万一飲み忘れて、翌日までに気づいた場合は、直ちに飲み忘れた分を服用する。その日の錠剤も通常どおりに服用。ただし、偽薬分は飲み忘れても問題ない(一部製品)。
- 2日以上連続して飲み忘れた場合は、服用をいったん中止。次の生理を待ち服用を再開する。その周期はコンドームなど他の方法で避妊しなければならない。
- タバコと経口避妊薬の併用は、血栓症の危険性を増やすので、タバコは控える。
- 手術後などで長期間安静を要する人は、早めに医師に相談。長時間、体を動かさないでいると、血栓を起こす危険性が高くなるため。
- 万一、血栓症の症状があらわれたら、すぐに受診。
- 半年〜1年に1回、定期健診を受ける。
- 性感染症を防止することはできない。感染のおそれがある場合は、コンドームを使用。
[PR]
人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」

|